芸能

戸田恵子、破かれた家族写真公開 冷めた家族観と両親の介護

(撮影/小彼英二)

かつて2度の離婚を経験している戸田恵子

 厚労省の調査によれば、未成年の子供がいる夫婦の離婚は、離婚全体の58.1%を占めている。親の都合で人生が一変した子供たちは、さまざまな選択をしながら生きている。離れ離れを選んだ、戸田恵子(63才)の家族物語──。

 父さんと母さんが離婚して、11才の女の子の家は2つになった。でも女の子は、泣きわめいたりはしない。父さんと母さんは泣いても、女の子は泣かない。

「大人が泣いたら、私は泣けない」

 親の都合で環境の変化に直面した少女は、揺れ動く心でひとり現実を冷静に受け止め、成長していく──子供の視点で親の離婚を描いた『お引越し』(福音館書店)は、1990年に発売された児童図書で映画化もされている。

 大人びた振る舞いで、子供の心にふたをした少女。この主人公のような半生を送ってきた女優がいる。戸田恵子だ。10月18日、戸田は突然、自身のブログに『しゃしん』とのタイトルで、こう綴った。

「家族写真は、ビリビリに破かれた写真を繋いだ1枚だけ」

 戸田も中学生の頃に両親が離婚している。彼女も涙を見せず家族がバラバラになることを受け止めた。冷めた「家族観」の持ち主ともいえる。だが、今年に入り、その家族観に変化が出始めたようにも見える。戸田がブログで明かした、たった1枚の家族写真に込められた物語とは──。

 戸田は1957年、愛知県に生まれた。恵子という名は、淡路恵子さん(享年80)の大ファンだった父親が名付けた。母親のすすめで小学5年生から劇団に在籍すると、子役として活躍した。一家が暮らしていたのは、三軒連なった長屋で、その建物はもう残っていない。当時の隣人が懐かしそうに振り返る。

関連キーワード

関連記事

トピックス

優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
“アンチ”岩田さんが語る「大谷選手の最大の魅力」とは(Xより)
《“大谷翔平アンチ”が振り返る今シーズン》「日本人投手には贔屓しろよ!と…」“HR数×1kmマラソン”岩田ゆうたさん、合計2113km走覇で決断した「とんでもない新ルール」
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン