ジャケットはサイズ選びが肝心
今回はこれらのコラボラインではなく、ユニクロ本体の商品で40代以上のオジサン世代でも失敗しないビジカジスタイルをコーディネートしてみます。ちなみに、すべてMサイズの商品です。
最近、この手のオジサン向けコーディネート特集がいろいろな媒体で特集されていますが、まず真っ先に気を付けてもらいたいのが体型の維持です。
中高年になると誰しも若い頃より体重は増えますが、太りすぎないことが大切です。近ごろは健康ブームのおかげなのか、メタボ体型のオジサンも少なくなっていると感じますが、あまりにも肥満体型ですとコーディネート云々ではカバーしきれません。逆に体型が若い頃に近いと、たいしたコーディネートをしなくともそれなりに見苦しくありません。
さて、まずはジャケットから見ていきましょう。
テイラードタイプのジャケットについては、最もサイズ選びに注意が必要なアイテムです。オーバーサイズやルーズサイズが全盛ですが、ジャストサイズを選びましょう。特に袖の長さは重要で、手首あたりまでで、ジャケットの袖口からシャツの袖口が1cmから2cm程度覗くのが理想です。
身幅がきついなと思うなら、綿100%とかウール100%ではなく、ストレッチ混(ポリウレタン混)の素材を選ぶと伸び縮みします。一方、もう少しカジュアルなテイストならオーバーサイズのテイラードジャケットもアリです。「感動ジャケット」や「コンフォートジャケット」を選ぶとストレッチ性があります。
個人的にはテイラードジャケットは日本人のオジサンには黒よりも紺が似合いやすいと思うので、紺色しか販売されていない「コンフォートブレザー」(5990円)を使ってみます。通常、ブレザーというと金色のボタンをイメージする人も多いですが、このブレザーはツヤ消しのシルバーボタンなのでそこまで悪目立ちしません。
少し薄手な生地の組成はポリエステル67%・レーヨン29%・ポリウレタン4%でストレッチ性があります。ポリエステル100%の裏地は袖と前身頃だけで背中にはありません。ちょっと寒いと感じる人もいるでしょうが、真冬はコートを着用してください。春・秋・冬のスリーシーズン着用できます。