1999年、国立音楽大学附属小学校時代の小室さん(小室さん提供)

1999年、国立音楽大学附属小学校時代の小室さん(小室さん提供)

 国立音大附属小(音小)は規模の小さい学校で、児童は1学年に80人程度しかいない。その中にあって小室さんは特に目立っていたという。

「両親のことを“お父さま、お母さま”と呼んでいて、品のよい子が多い音小でも有名な存在でした。優しい面もありますが、自信の表れなのか、クラスメートを見下したり、相手がいじめられたと感じることもあったようです。そういう話も、児童数が少ないからすぐに伝わってくるんですよ」(音小関係者)

 小室さんの父親が自殺という形で亡くなったのは、そんな頃のことだった。

「圭くんが小学4年生のときです。佳代さんは憔悴し、圭くんもしばらく学校を休んでいた。もちろん周りは心配しましたよ。教育に熱心なご家庭だったので、大黒柱を失って、経済的にもどうするのだろうと」(前出・音小関係者)

 同級生の少ないアットホームな学校では、すぐに1つの案が持ち上がったという。

「学校側が、小室家に奨学金を出すことにしたのです。音小には、保護者や教職員などの互助組織『友愛会』というものがあり、毎月、組合費を支払っていました。その積立金のうちから奨学金を捻出することにしたのです」(前出・音小関係者)

 金額は、5年生と6年生の2年間で約120万円とみられる。しかしその直後、佳代さんに変化が見られるようになったという。

「奨学金を借りようという話があったのに、不思議と羽振りがよくなったように感じました。それから、あれは圭さんのお父さんが亡くなった次の年、小学5年生のときだったと思うのですが、お母さんが学習発表会に男性を連れてきていました。圭さんは『おじさん』と呼んでいました。お母さんが『圭がこの方のことをとても気に入っている』とうれしそうに話していたのも覚えています。その男性のことは、修学旅行のお迎えのときなど、何度か見ています」(別の音小関係者)

 その関係者が見ていた「おじさん」は、過去にも報じられてきた、佳代さんの元交際相手の彫金師・Aさんである。佳代さんの羽振りがよくなったように見えたのは、この男性の存在だけが理由ではない。亡くなった敏勝さんの生命保険金、そして、後を追うようにして自ら命を絶った小室さんの祖父の遺産が手元に入ったからだという。

「小室さんの父と祖父が亡くなってすぐに、佳代さんは夫の実家に対して代理人を立てて遺産相続に関する話し合いを始めました。“祖父の財産の一部は孫の圭に相続の権利がある”という主張でした。結局、資産家の祖父の所有していた土地は小室さんの叔父が、それと同価値の現金を小室さんが相続。祖父の資産規模からみると相当な額だったようです。さらに、横浜市内の自宅の住宅ローンも敏勝さんが亡くなったことで、返済する必要がなくなったのです」(小室家の関係者)

関連記事

トピックス

大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
「埼玉を日本一の『うどん県』にする会」の会長である永谷晶久さん
《都道府県魅力度ランキングで最下位の悲報!》「埼玉には『うどん』がある」「埼玉のうどんの最大の魅力は、多様性」と“埼玉を日本一の「うどん県」にする会”の会長が断言
NEWSポストセブン
受賞者のうち、一際注目を集めたのがシドニー・スウィーニー(インスタグラムより)
「使用済みのお風呂の水を使った商品を販売」アメリカ人気若手女優(28)、レッドカーペットで“丸出し姿”に賛否集まる 「汚い男子たち」に呼びかける広告で注目
NEWSポストセブン
新関脇・安青錦にインタビュー
【独占告白】ウクライナ出身の新関脇・安青錦、大関昇進に意欲満々「三賞では満足はしていない。全部勝てば優勝できる」 若隆景の取り口を参考にさらなる高みへ
週刊ポスト
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
《出所後の“激痩せ姿”を目撃》芸能活動再開の俳優・新井浩文、仮出所後に明かした“復帰への覚悟”「ウチも性格上、ぱぁーっと言いたいタイプなんですけど」
NEWSポストセブン
”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン