スポーツ

同じエージェントの騎手が出るレース 序列と勝率の関係探る

エージェントに着目することで、馬券購入の参考になるか

エージェントに着目することで、馬券購入の参考になるか

 誰もが夢見るものの、なかなか現実にならない夢の馬券生活。「JRA重賞年鑑」に毎年執筆する気鋭の作家・須藤靖貴氏が、陣営(馬主さん、厩舎、生産牧場)と騎手を仲介するエージェント(騎乗依頼仲介者)に着目してレースを見直し、グループ内の騎手の序列についてお届けする。

 * * *
 同じエージェント(以下age)の騎手が重なるレースのデータ(2020年4月~12月)を取ると、漠とした印象がファクトとして固まってくるのだった。数字ばかりが誌面を埋めて恐縮ですが、少々おつきあいを。

 前回(『週刊ポスト』2020年12月18日号掲載)にも触れた「松山・和田竜・松若」の櫻井グループ(G)。3者揃ったのは85レースもあった。「この3人なら、誰かしら馬券に」と馬柱を眺める。誰かが勝ったのは20回。1人が馬券に絡むのは5割以上。でも3スカ(誰も馬券に絡まない)も39回あった。

 3人のうち2人が出たレースは183回。どちらかが勝ったのは37回。2、3着が66回だった。主将の松山がリーディング上位(12月6日終了時点で全国4位)だから当たり前か。ちなみに和田竜は14位、松若は24位である。

 福永、岩田親子の属する小原Gはどうか。まず岩田親子の同レース騎乗は44回。リーディングでは岩田望10位、岩田康20位で親父に分が悪い感じである。だが2人の後先を見ると、岩田康の先が23回。親父、頑張っている。

 いやいや勝負は時の運。注目すべきは着順よりも単勝人気だろう。同じage内の序列がはっきりすれば、馬券の参考になりそうだ。

 岩田康が岩田望よりも上位人気だったのは23回といい勝負。うち19回は着順も上位。岩田親子が顔を揃えたレースで親父の人気が上回る場合、序列下位の馬は切ってもいいのかなと思わせる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン