「嵐の皆とすごく話したことなんですけど、広告って“言いっぱなし”のことが多い。じゃあ夢を持つことを応援するために、僕たちが何ができるか考えた時、夢を語るのって日本人は恥ずかしがりがちだよねっていう話になって。

 どうやったら夢を言いやすいんだろうと考えた結果、自分の代わりに嵐が歌ってくれるということであれば、ハードルは下がるのではないかと。そこで、そういう仕組みを作って、自分の夢は何か、考えてみない?と呼びかける形にしました」(皆川氏)

 このAIによる歌声合成技術には、嵐本人たちも精度にびっくり。「俺たち歌わなくていいんじゃない?」と冗談が飛び交うほどだったという。

ファンは見抜いていた「手書きの文字」

渋谷の街に貼り出された嵐のメッセージ

渋谷の街に貼り出された嵐のメッセージ

 そして、『HELLO NEW DREAM.PROJECTメッセージ広告』として9月14日から21日まで東京・渋谷「SHIBUYA109渋谷店」などの外壁にメッセージ広告を掲出した。『A・RA・SHI』の歌詞を引用したメッセージで、全5種類。

「どんなメッセージにするか、いろいろアイデアはあったんです。でも結局キーメッセージをとったデビュー曲の歌詞が『夢』のすべてを象徴しているということで、歌詞のさまざまな一節をストレートに届けようということになりました」(皆川氏)

 なお、広告の字を誰が書いたかは伏せられていたが、12月11日に開催された「夢の報告会」で、松本潤が手掛けたことがすでに明かされている。

 スタッフの間では、当初達筆な大野智の予定だった。しかし、書き終わった大野は、突然松本にも書くように振ったという。大野曰く、「あまりにも僕の字がキレイ過ぎて、なんか味がないなと思って。松潤の字って、味が出そうな気がして」とのことだったが、ファンの間では、松本の字であったことが報じられると、SNSで「やっぱり!」という声が相次いだ。

ファンと嵐は「相思相愛」

 メッセージ広告に使用した歌詞部分は、どのように決めたのだろうか。

「(『A・RA・SHI』について)僕は、全部がサビみたいな歌だと思っているんですけど、制作チーム皆で、投票で決めました。また、歌詞の内容がまさに今年を表すようなものになっていて……。これも何かのめぐり合わせなのかもと思っています。

 5枚同じ場所ではなく、バラバラに張り出したので、5つのメッセージがすべて繋がっていることがわかってもらえるか不安でしたが、ファンの方たちの結束力が固くて。あっという間に5つを繋げた“完成版”ができあがっていました」(皆川氏)

 皆川氏は、プロジェクトを進めるなかで、ファンと嵐は「相思相愛」であることを強く感じていたという。

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