芸能

山崎賢人ドラマを世界的ヒットに導いた「エモい演技」

(時事通信フォト)

主演作『今際の国のアリス』が世界で好評(時事通信フォト)

 山崎賢人(26)は、今まさに俳優としてセカンドステージに突入している最中なのではないか。土屋太鳳とW主演するNetflixオリジナルドラマ『今際(いまわ)の国のアリス』は、同配信サービスの世界総合ランキングでトップ10入りするほどの人気を集めており、彼の新たな代表作となった。

 麻生羽呂(あそう・はろ)による大人気コミックを原作とした同ドラマで、山崎が演じるのは主人公の“アリス”こと有栖良平役だ。毎日ゲームに明け暮れるだけの冴えない男が、命を賭けた“げぇむ”を通して人間的な成長を遂げる姿を、山崎は見事に表現してみせた。たくましきヒロイン・ウサギ役を演じる土屋太鳳とは、今回が4作目の共演で、息の合ったやり取りがふたりの絆を感じさせる。

 メガホンを取った佐藤信介とも、2019年に公開された映画『キングダム』でタッグを組んだ関係だ。『キングダム』で佐藤監督が「第44回報知映画賞」を受賞した際、山崎は監督とハグを交わし、「これからも世界中の人々を楽しませることができる作品を一緒に作っていけたら幸せです」と語っていた。再びタッグを組んで制作された『今際の国のアリス』によって、「世界中の人々を楽しませる作品を一緒に作る」という山崎の夢はさっそく実現したようだ。

 俳優デビューから10年。近年の山崎は演技の面で目覚ましい成長を遂げている。なかでも『キングダム』での佐藤監督との出会いは、彼のキャリアにおいて重要な出来事だったことだろう。

 ピース・又吉直樹の小説を原作とした映画『劇場』(2020年7月公開)も好評で、全国18館という比較的小規模の公開でありながら、初日から3日間で観客動員数4000人を超える反響を呼んだ。山崎は、ヒロイン役を演じる松岡茉優とともに、まるで共依存のような状態に陥る未熟な恋愛を熱演。自意識過剰な演劇青年役で新境地を切り開いた。そして、今回の『今際の国のアリス』の大ヒットだ。

関連記事

トピックス

(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン