グラビア

10代の浅野温子 トレンディドラマ出演前の輝くグラビア

トレンディ女優と呼ばれる前の初々しい浅野温子

トレンディ女優と呼ばれる前の初々しい浅野温子

 1974年から1992年に発行されていたグラビア誌『GORO』の目玉の一つが、カメラマン・渡辺達生氏が撮り続けた新人アイドルたちの水着グラビアだった。宮沢りえ、石田ゆり子、高岡早紀、松下由樹、南野陽子……今も第一線で活躍する女優たちが大きく羽ばたく前の瑞々しい姿を披露したこのシリーズは、のちに「素足のアイドルたち」と題されて別冊化や文庫化され大ヒットした。

 中でも多数の登場回数を誇るのが浅野温子だ。初登場は1979年3月8日号。当時18歳の彼女は、女優として“駆け出し”の頃。グアムのビーチで、伸びやかな肢体を思いっきり解放した。

 その後、1983年に結婚するまで計5回誌面を飾った。その間、1981年に映画『スローなブギにしてくれ』で大きな注目を集め、1983年には映画『陽暉楼』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。名実ともに一流女優の仲間入りを果たした。

 その後は『あぶない刑事』や『抱きしめたい!』、そして『101回目のプロポーズ』などドラマ史に残る名作に立て続けに出演し、「トレンディ女優」の名をほしいままにした。

 少女の面影を残しながらも、大人の色香を漂わせていく──彼女の成長が活写されたグラビアを見ると、男なら誰もが「抱きしめたい!」と思わされるだろう。

【プロフィール】
浅野温子(あさの・あつこ)/1961年3月4日生まれ、東京都出身。1976年、映画『エデンの海』で女優デビュー。その後、映画やドラマで活躍の場を広げ、ドラマ『抱きしめたい!』(フジテレビ系)では共演の浅野ゆう子と共に「W浅野」と呼ばれた。2020年は映画『みをつくし料理帖』に出演した。

撮影/渡辺達生

※週刊ポスト2021年1月1日・8日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン