元厚生大臣の津島雄二氏(時事通信フォト)
こうしたことこそ、池田さんの得意中の得意でした。「所得倍増」で、国民に「給料が倍になる」という具体的なイメージを抱かせ、「私は嘘は申しません」を口癖のように言い、その決意を国民に伝えました。
いま池田さんがいたなら、具体的な数値を提示して、コロナ後の所得倍増計画ともいうべき政策を打ち出していたことでしょう。
池田さんは1964年の東京五輪のときはすでに病気で入院していましたが、病苦を押して開会式には出席しました。今年の東京五輪も、池田さんならなんとしても開催にこぎつけるのではないでしょうか。
※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号
