ホテルのプールで泳ぐ福原と江さん(写真は福原の微博より)

ホテルのプールで泳ぐ福原と江さん(写真は福原の微博より)

 やがて詩的な呟きは私的なものへと変わっていった。11月28日には、夫の星座である、うお座の性格について《怒ることはなく、いつも愛する人に微笑んでいる世界一穏やかな星座。あなたが悲しむなら彼はあなたと一緒にいて、涙を流すときはひとり。骨の髄まで優しい星座》という投稿を引用し、続けて夫のアカウントに向け《本当ですか?》と問いかけた。夫の愛情を確認するような投稿にネットユーザーはザワついた。

 さらに、今年2月7日にはフルーツパフェを前にして微笑む写真とともに《懐かしい……笑うとこんな感じ》と綴る。まるで、最近は笑うことができない日々が続いていたかのように──同時に夫に関する投稿も目に見えて減っていた。2019年12月には1か月に16回も夫について投稿していたが、2020年12月は2回のみ。今年に入ってからも、夫が自身の微博のパスワードを忘れてしまった、という一度だけだ。

 変化はこれだけではない。2019年頃までは、婦人誌で結婚生活について語ったり、育児雑誌に登場することもあった。

「過去には雑誌の表紙でウエディングドレス姿を披露したこともありました。しかし、昨年あたりから、『競技以外の話はできない』と取材を断ることが増えたそうなんです。微博の投稿する写真の中には、結婚指輪を外しているものもありました」(前出・卓球関係者)

 ゆっくりと、だが確実に“別居”の準備を進めていた彼女に帰国を決意させたのは、最愛の母の病だった。

「母の千代さんが腰を悪くしてしまい、現在は車いすで生活をしています。大好きな卓球ができなくなって落ち込む千代さんを見て、日本に戻り、幸せを感じてほしいという思いが強くなったそうです」(前出・卓球関係者)

 今年1月には、自身が代表取締役となって会社を設立。社名の「omusubi」は、選手時代に母が握ってくれたおにぎりと、縁をつなぐという「結び」を意味しているという。会社は、スポーツを通した社会貢献活動を予定している。会社設立の裏には年配の人やハンディキャップを抱える人にも不自由を感じることなく楽しめる生活の基盤を作りたいという思いがあるという。

 2月22日、夫の江さんは32才の誕生日を迎えた。当日にはSNSにレストランで豪華な誕生日ケーキで祝ってもらっている写真を投稿したが、そこに福原の姿はなかった。結婚から5年。帰国の理由が、さらなる飛躍のためだけであればいいのだが──。

※女性セブン2021年3月11日号

頬にお揃いのペインティングをしている福原と母(写真は福原のInstagramより)

頬にお揃いのペインティングをしている福原と母(写真は福原のInstagramより)

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン