松陰寺が「社会派」的なイメージを獲得するためには何が必要なのか? テレビウォッチャーでコラムニストの飲用てれび氏は、以下のように分析する。

「松陰寺のロールモデルになりそうな芸人として、まずロンドンブーツ1号2号・田村淳がいます。彼はこれまで被災地支援や若手起業家への支援などの社会活動に積極的に取り組んできました。また、カンニング竹山も福島の被災地に継続的に関わっています。他方、爆笑問題・太田光はそういった活動をあまり表立って発信していませんが、その時々の時事ネタを織り込んだ漫才を長年作り続けてきた実績があります。賛否いずれにせよ、芸人の政治的なコメントが耳を傾けられ続けるためには、彼らのような地道な活動の積み重ねが必要になってくるのかもしれません。

 また、ぺこぱが“ノリツッコまないボケ”を駆使した独自の漫才にたどり着くまでには、ボーイズラブ漫才やヒップホップ漫才などの試行錯誤があったことが知られています。かつてトレードマークにしていた着物を脱いだのは、岡村隆史やTAIGAといった先輩芸人による助言が理由だともいいます。周囲の意見を受け入れつつオリジナルな芸風を練り上げてきた彼には、多様な声に耳を傾けながら、独自の主張を発信するような活動を期待したいです」(飲用てれび氏)

 強烈キャラのイメージが強いだけに、松陰寺が社会派タレントとしての地位を確立するまでには少し時間がかかりそうだ。焦ることなく、地道な勉強と実績をこつこつ積み重ねることが、結局は末永く活動するために重要なのだろう。

◆取材・文/原田イチボ(HEW)

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《トップ女優・長澤まさみの結婚相手は斎藤工と旧知の仲で…》インスタ全削除の“意味深タイミング”
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「クマが人里に降りてくるのは必然」「農業は野生動物に対する壮大な餌付け」 知床・ロシアでヒグマを撮った動物写真家が語る “現代の人間に欠けている自然観”
NEWSポストセブン
11人家族の宮前家
《子ども9人“大家族のパン屋さん”》「店員さんが注文を覚えきれなくて(笑)」11人家族のインフレ“金銭事情”と、大人数子育てで培ったこと「マニュアル本は役に立たない」
NEWSポストセブン
長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
インフルエンサーのぴきちんさん(Instagramより)
《2年連続ポストシーズン全試合現地観戦》大谷翔平の熱狂的ファン・ぴきちん、全米巡る“体力勝負”の脅威の追っかけはなぜ可能なのか
NEWSポストセブン
2024年に『ウチの師匠がつまらない』を上梓
「視聴率とれたらオレのおかげ?罰が当たるよ」三遊亭好楽さんが『笑点』メンバーや裏方に愛され続ける“お客さんファースト”  地方営業で土産を爆買いも
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン