『ゆるキャン△』が火をつけたブーム

 翌朝、5時過ぎに目覚めた。夜明け前、まだ星が出ている。再び火を熾し、暖を取りながらコーヒータイム。清々しい大気の中で飲む一杯のコーヒーでしゃきっとする。久しぶりのキャンプだったが、充実の一夜を過ごすことができた。

 今回かかった費用は、ソロキャンププランの2200円と薪代の500円で合計2700円。キャンプ場までは一般道を利用、食材や飲み物代は自宅から持ってきたので、本当に安上がりのレジャーだ。

ソロキャンプは究極の安上がりレジャー(筆者撮影)

ソロキャンプは究極の安上がりレジャー(筆者撮影)

 キャンプ場のスタッフに話を聞くと、「コロナ禍のリモートワークで休みも変則になり、平日にソロキャンプに来る方が増えています。平日は6割ほどがソロの方ですね」とのことだった。

 また、別のスタッフはこんなことを言っていた。

「キャンプ漫画の影響なんでしょうね、一昨年ぐらいから若い女性のソロキャンプが見られるようになりました。車でいらっしゃる方だけでなく、バスを乗り継いでキャリーケースを引っ張ってくる女性もいますよ」

 まさに女子高生が主人公のキャンプ漫画『ゆるキャン△』の世界である。漫画だけではない。ネット上にも女性のソロキャンプの動画がいくらでもある。ユーチューブには、テントを設営するシーン、火を熾すシーン、料理をつくるシーンなどが実に魅力的に流れている。それも、こんな美女が…と思うような女性が、慣れた手つきでファイヤースターターで火を熾したりしている。本格的なのだ。

最近は慣れた手つきで火を熾す女性も多い(筆者撮影)

最近は慣れた手つきで火を熾す女性も多い(筆者撮影)

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