芸能

変わる声優業 養成所には「YouTuber声優プロコース」「国際声優」も

現代の声優は“声の仕事”にとどまらない(イメージ)

現代の声優は“声の仕事”にとどまらない(イメージ)

 いまや人気声優は、非アニメ系のメディアからも求められる存在だ。『鬼滅の刃』ブームの中で、主人公・炭治郎役を演じる花江夏樹をはじめとしたキャストたちは、『しゃべくり007』(日本テレビ系)、『さんまのまんま』(フジテレビ系)といった名だたるバラエティ番組に続々と出演を果たした。

 また、新ドラマにおいては、『桜の塔』(テレビ朝日系)に『ドラえもん』スネ夫役などで知られる関智一、『リコカツ』(TBS系)に『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役などで知られる三石琴乃がレギュラー出演中だ。

 声優がバラエティやドラマに出演するとなると、SNS上で話題になる。その反響を狙った起用だろうが、とはいえ、1クールのうち2本のドラマに声優がレギュラー出演しているというのは、何か新たな時代の訪れを感じさせる。

 もちろん、顔出しが求められるのは、バラエティやドラマからもオファーのある一部のトップ声優に限った話ではない。国内外でアニメイベントが開催されており、声優たちのトークショーがその目玉となっている。

 また、『ラブライブ!』シリーズに代表されるように、ライブイベントを重視したアニメプロジェクトは無数に存在する。ライブを主軸に置いているぶん、出演声優には演技力に加えて、歌やダンスのスキル、時にはビジュアルの良さも要求される。そんな現状を鑑みると、大御所ならともかく、若手声優が顔出しNGを貫くことは、数多のチャンスを失いかねないリスキーな選択かもしれない。

 メディア等での顔出しが当たり前になったぶん、現代では、声優はタレントやアイドルに近い職業になったとも言えるが、従来、舞台での活動を行なう声優は多く、歌やダンスのレッスンを実施している声優養成所は少なくない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(クマの画像はサンプルです/2023年秋田県でクマに襲われ負傷した男性)
ヒグマが自動車事故と同等の力で夫の皮膚や体内組織を損傷…60代夫婦が「熊の通り道」で直面した“衝撃の恐怖体験”《2000年代に発生したクマ被害》
NEWSポストセブン
対談を行った歌人の俵万智さんと動物言語学者の鈴木俊貴さん
歌人・俵万智さんと「鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴さんが送る令和の子どもたちへメッセージ「体験を言葉で振り返る時間こそが人間のいとなみ」【特別対談】
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン