錦織圭(男子テニス候補)
「選手村で100例、1000例の感染者が出るかもしれない。コロナはとても容易に拡大してしまうから。だから(大坂)なおみが言ったのと同じようなことを言いたい。どう安全にプレーできるか、議論する必要がある」
5月10日、イタリア国際男子シングルスに出場し、1回戦を勝利した後の記者会見で答えた。さらに「簡単ではない。特に今、日本で起きている状況はうまくいっていない」とも。
池江璃花子(競泳・女子400メートルリレー、400メートルメドレーリレー)
「私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています。(中略)この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです」
5月7日、自らのTwitterで発言。白血病の療養生活を経て五輪代表入りを決めたにもかかわらず、出場辞退や五輪への反対を求めるメッセージがSNSに寄せられた。匿名の圧力に、自身の心境を吐露した。
※週刊ポスト2021年5月28日号