ライフ

玄米、大豆、ナッツなど“健康食”にもある注意すべきデメリット

aa

健康とされている食材が逆効果になることも(写真はイメージ)

【NEWSポストセブンプレミアム記事】

 玄米にみそ汁、納豆で朝ご飯。ランチはパンとフルーツたっぷりのスムージー。おやつはヘルシーにヨーグルト。一見、理想の食生活に思えるがこれらの食品はすべて専門家たちが「NG」を突きつけたものだった──。いったいどういうことなのだろうか?

 食べたもので体は作られる、とはよく言ったもの。一時ブームになった「黒豆ココア」や「朝バナナ」、最近でも「がんに効くスープ」や「腸活ヨーグルトレシピ」など、食べ物によって体調を整え、病気を撃退しようというムーブメントは続いている。しかし、ハタイクリニック院長で食事療法に詳しい医師の西脇俊二さんは、この風潮に警鐘を鳴らす。

「誰しも体にいいものを食べようと考えますが、皮肉にもかえって逆効果であることも少なくありません。たとえば、“健康のため”にと積極的に摂っていたバナナなどの果物が生活習慣病の原因だったというケースがありました。つまり、体にとって必要なのは“何を食べるか”よりも“何を避けるべきか”だといえます」

 そこで『女性セブン』は食と健康の専門家32人に「実は体に悪い食べ物」をアンケート取材。その結果が以下の通りだ。

・1位 15点 玄米、大豆
・3位 14点 まぐろ
・4位 11点 果汁100%ジュース
・5位 10点 マーガリン
・6位 9点 果物全般、ひじき
・8位 8点 カロリーオフ飲料、お茶、白米
・11位 6点 赤身肉、ヨーグルト
・13位 5点 パン、ナッツ類、植物油、柑橘類、カット野菜、根菜類全般、お酢、にんにく、プロテインパウダー、ハム、スポーツドリンク、レバー、アルコール、オートミール、さば

※以下、32人の「食と健康の専門家」に「意外と知られていないが実は体に悪い食品」を挙げてもらい、1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として集計。5点以上を獲得した食品を掲載した。

赤澤純代さん(金沢医科大学女性総合医療センター長)、秋津壽男さん(医師/秋津医院院長)、麻生れいみさん(管理栄養士)、岡田正彦さん(医師/新潟大学名誉教授)、岡野匡雄さん(糖尿病・代謝専門医)、小倉朋子さん(トータルフードプロデューサー/フードコーディネーター)、金丸絵里加さん(管理栄養士)、近藤千種さん(医師/ちくさ病院内科医)、済陽高穂さん(医師/西台クリニック院長)、佐々木欧さん(医師/秋葉原駅クリニック)、左藤桂子さん(肥満外来医)、柴亜伊子さん(皮膚科医)、白澤卓二さん(医師)、清水加奈子さん(管理栄養士)、菅原道仁さん(菅原脳神経外科クリニック院長)、関口由紀さん(医師)、田中優子さん(医師)、伊達友美さん(ダイエットカウンセラー/管理栄養士)、高橋怜奈さん(医師/東邦大学医療センター大橋病院・婦人科医)、中沢るみさん(管理栄養士)、中村幹雄さん(薬学博士)、中村康宏さん(医師/虎ノ門中村クリニック院長)、成田亜希子さん(医師)、西脇俊二さん(精神科医)、浜本千恵さん(管理栄養士)、藤岡智子さん(フードライター/栄養士)、牧田善二さん(糖尿病専門医)、丸岡悠さん(医師)、宮田俊男さん(医師/みいクリニック代々木理事長)、山本佳奈さん(内科医)、山田豊文さん(杏林予防医学研究所所長)、渡辺信幸さん(医師)

関連キーワード

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン