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1985年の日航ジャンボ機墜落事故(写真/時事通信社)

「実はあの本が伝えたかったのは、『結婚や子供を取らずにキャリアを取ったら、好きなものを買えて、好きなものを食べられて、自由に過ごせるんだよ』という前向きな価値観だと思うんです。女性の社会進出の黎明期で、当時はまだ『女は結婚や妊娠をしたら、会社を辞めるもの』という考え方が主流でした。ほとんどの女性は『キャリアか、家庭か』という二者択一を求められていたのです」(白河さん)

 丙午生まれの女優で、2019年に『自分で作る ありがとうファイル』(光文社)を上梓した財前直見(55才)は、キャリアを選んだ女性の1人だ。財前は1984年に東亜国内航空(現・日本航空)の沖縄キャンペーンガールに選ばれ、芸能界デビューした。

「地元・大分の同級生は専業主婦になる人が多かったので、結婚に憧れはありました。ですが、私は芸能界という道を選びました。やるからには東京に慣れて、目の前の仕事を頑張らなくちゃ!と、必死だった記憶があります。とにかく早く自立したいという気持ちがありました」(財前)

 そんな彼女が鮮明に覚えているのが、1985年8月に起きた日航ジャンボ機墜落事故だ。

「ちょうどお盆休みで、私は大分に帰省中でした。すごくショックで、あの事故のことはいまも強く印象に残っています。家族が突然亡くなることがあるとは、当時の私は想像だにしていなかったので、『明日死んでも後悔しない生き方をしよう』と思うようになりました」(財前)

※女性セブン2021年7月22日号

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