国際情報

ジャッキー・チェンの「共産党員になりたい」発言に香港・中国で批判の声

大スターの発言に波紋

大スターの発言に波紋

 香港映画界の大スター、ジャッキー・チェン氏が中国共産党政権寄りの言動をすることは良く知られているが、チェン氏は7月8日、北京で「私は中国人になって光栄だが、共産党員がうらやましい。私も党員になりたい」と語った。しかし、この中国共産党を絶賛したチェン氏の発言は香港でバッシングを受けているほか、中国国内でもネット上で「ジャッキー・チェンは共産党員にはふさわしくない。身のほど知らずだ」などと批判するコメントが出ている。香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」などが報じた。

 この発言は8日、北京で行われた中国共産党結党100周年記念座談会で飛び出した。チェン氏は「皆さんが共産党員であることを羨ましく思います。共産党は本当に素晴らしいと思いますし、共産党が言うこと、共産党が約束したことは、必ず数十年以内に実現されます」と語った。

「私も共産党員になりたいです。ありがとうございます」と笑顔で付け加えると、会場内から万雷の拍手が沸き起こった。

 チェン氏の発言について、中国共産党機関紙「人民日報」傘下の国際問題専門紙「環球時報」は「香港エリートの共産党に対する理解は、ますます客観的、理性的になってきている」と好意的な論評を掲載している。

 しかし、中国のSNS「微博(ウェイボ)」上では「彼の愛国心と映画にかけるプロ意識には疑いの余地はないが、彼のライフスタイルは党員としては失格であり、本当に党員になろうと思っているならば、もっと前向きな模範を示す必要がある」との手厳しいコメントも出ている。

 この「ライフスタイル」というコメントは、チェン氏の過去の不倫行為や、息子のジェイシー・チェン氏が薬物犯罪によって中国本土で半年間の懲役刑を受けたことを指している。チェン氏は1999年に香港の女優エレイン・ウンと不倫関係にあり、彼女との間にはエッタという娘までいるが、チェン氏は養育の義務を放棄していたことが分かっている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米野球記者協会ニューヨーク支部主催のアワードディナーに出席した大谷翔平と、妻・真美子さん(左/時事通信フォト、右/提供:soya0801_mlb)
《真美子さんが座る椅子の背もたれに腕を回し…》大谷翔平が信頼して妻を託す“日系通訳”の素性 “VIPルーム観戦にも同席”“距離が近い”
NEWSポストセブン
司法省がアンドリュー元王子の写真を公開した(写真/Getty Images)
《白シャツ女性に覆いかぶさるように…》エプスタイン・ファイルで新公開されたアンドリュー元王子とみられる人物の“近すぎる距離感の写真” 女性の体を触るカットも
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
【2・8総選挙「大阪1〜10区」の最新情勢】維新離党の前職が出た2区、維新前職vs自民元職vs野党候補の5区で「公明党票」はどう動くか
NEWSポストセブン
なぜ実の姉を自宅で監禁できたのか──
《“お前の足を切って渡すから足を出せ”50代姉を監禁・暴行》「インターホンを押しても出ない」「高級外車が2台」市川陽崇・奈美容疑者夫妻 “恐怖の二世帯住宅”への近隣証言
NEWSポストセブン
東京拘置所(時事通信フォト)
〈今年も一年、生きのびることができました〉前橋スナック銃乱射・小日向将人死刑囚が見せていた最後の姿「顔が腫れぼったく、精神も肉体もボロボロ」《死刑確定後16年で獄中死》
NEWSポストセブン
間違いだらけの議事録は「AIのせい」(写真提供/イメージマート)
《何でもAIに頼る人たち》会社員女性が告白「ケンカの後、彼から送られてきた”彼女の方が悪い”とAIが回答したスクショ」ほどなく破局
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
国際ジャーナリスト・落合信彦氏が予見していた「アメリカが世界の警察官をやめる」「プーチン大統領暴走」の時代 世界の“悪夢”をここまで見通していた
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト、2025年10月15日)
《頬がこけているようにも見える》高市早苗首相、働きぶりに心配の声「“休むのは甘え”のような感覚が拭えないのでは」【「働いて働いて」のルーツは元警察官の母親】 
NEWSポストセブン
ジェンダーレスモデルの井手上漠(23)
井手上漠(23)が港区・六本木のラウンジ店に出勤して「役作り」の現在…事務所が明かしたプロ意識と切り開く新境地
NEWSポストセブン
元日に結婚を発表した女優の長澤まさみ(時事通信フォト)
長澤まさみ「カナダ同伴」を決断させた「大親友女優」の存在…『SHOGUN』監督夫との新婚生活は“最高の環境”
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
【訃報】国際ジャーナリスト・落合信彦氏が死去、84歳 独自の視点で国際政治・諜報の世界を活写 
NEWSポストセブン
薬物で急死した中国人インフルエンサー紅紅(左)と交際相手の林子晨容疑者(右)(インスタグラムより)
「口に靴下を詰め、カーテンで手を縛り付けて…」「意識不明の姿をハイ状態で撮影」中国人美女インフルエンサー(26)が薬物で急死、交際相手の男の“謎めいた行動”
NEWSポストセブン