「眞子さまご自身は、皇室を離れればすぐに“一般人”になれるとお考えなのかもしれませんが、それは理想であって、現実は違います。
たしかに、皇族ではなくなるのでご公務などはなくなります。ただ、仮に渡米されるとしても、皇族方はそもそもパスポートをお持ちではない。これまでは、その都度、外務省が特別に発行していたので、今後も外務省がかかわらざるを得ないでしょう。加えて、お住まいになるのであれば、現地の大使館や領事館は現地の市警に協力を要請する形で眞子さまの生活をフォローすることになるでしょう。
とにかく、何をされるにも、しばらくは周囲がかかわらざるを得ないのが『元皇族』というお立場なのです」(別の皇室ジャーナリスト)
金銭面の不安も募る。
「『元皇族』というお立場にある以上、海外ではテロの対象にもなりかねず、お住まいのセキュリティーが万全であることは必須です。ですが、仮に小室さんが就職されたとしても、万全なセキュリティーを維持し、元皇族として“相応の生活”をされる費用を賄い続けられるでしょうか。
結局、眞子さまが拒否されたとしても、金銭的な援助を絶対にせざるを得ないのです。たとえ本人が拒否しても、皇室経済会議は1億円以上の結婚一時金の支払いを決めるでしょう」(前出・別の皇室ジャーナリスト)
眞子さまは国民感情を考え、受け取った一時金を全額寄付される可能性もある。
「もしそのような選択をされたとしても、まったく金銭的な支援がされないというのはあり得ません。どのような形であるのかは明らかにされずとも、秘密裏にお金が回ることはもはや明白でしょう。
結婚が延期される前、納采の儀の準備の中で、本来は小室家が準備するべきものの費用を秋篠宮家側が用立てたことがあったそうです。小室家は今後もそのように、皇室側からサポートを受け続けていくわけです。そんな中で小室さんが“何もいらない”と伝えていることに、政府関係者は白々しさを感じているのが実情です」(別の官邸関係者)
“日本の内親王のフィアンセ”として全米有数のセレブ大学にVIP待遇で留学し、ニューヨーク州の弁護士資格まで取得。さらに、眞子さまと結婚すれば今後も経済的な生活の心配は何もいらない──そしてすべてが小室さんの思い通りになった、ということなのだろう。
※女性セブン2021年8月19・26日号