スポーツ

五輪メダリストがテレビで弾けるのはこれから 入江聖奈、大橋悠依らに注目

入江

女子ボクシングで金メダルを獲得した入江聖奈選手(写真/JMPA)

 日本代表のメダルラッシュで幕を閉じた東京五輪。メダリストたちの今後のテレビ・CM出演について、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが分析します。

 * * *

開催寄りのムードを晒し出すとバッシングされたテレビ局

 本当に、いろいろなことがあった東京五輪2020が閉幕しましたね。苦悩と葛藤を抱え、厳しいルールや日々の検査に耐えながら、史上最多となる58個ものメダルを獲得してくれた日本人選手を心から尊敬いたします。

 メダリストのみならず、インタビューを受けた選手の大半が、「開催してくださって、ありがとうございます」と異口同音に感謝の念を述べていたことにも胸が締め付けられたものです。

 本当だったら、「チョー、気持ちいい」と叫んでいただいて構わなかったし、「自分で自分を褒めたいと思います」と言っていただいてもよかったのですから。

 そして、選手の名言は、年末の『ユーキャン新語・流行語大賞』に多数ランクインする予定でもありました。

 が、恐らく、選手由来の言葉は入らないでしょう。いや、心に残る名言はたくさんあったのです。でも、キャッチーな新語や、流行語になり得るワードは、選手の発言ではない「ゴン攻め」と「真夏の大冒険」ぐらいでしたよね。

 テレビ局のスポーツ番組とて、出せていない密着映像やインタビューがたくさんあると思われます。開催か否か、直前まで不明だったし、開催寄りのムードを醸し出すとバッシングされたテレビ局。

 スポーツバラエティー番組などが五輪戦士とタッグを組むのは「これから」が本番であるように思います。

 ニュースターは多数誕生したのですから。まずは、そのキャラクターと明るさ、頭の回転の速さに、多くの視聴者の皆さんが食いつき、「いちばんは、彼女に決まり」というコメントがNHKでも紹介されたのは、ボクシング女子フェザー級の入江聖奈選手(20才)。私も食いつきました(笑い)。

 カエルが大好きな入江選手のためにコーチが名付けた「トノサマガエル作戦」。『箱根駅伝』前の青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督の原晋さんみたいで、聞いた方は「え?」となるものの、笑顔で大きな結果を手にするところは似ていますよね。

「カエル関連かゲーム会社」への就職を希望していることから、『めざまし8』(フジテレビ系)のように、入江選手に代わって就活のお手伝いをしている番組もありましたが……、同じくナイスキャラだった里谷多英さん(長野五輪・フリースタイル女子モーグル金メダリスト)は同社の社員。テレビ局の人事部も含め、スポーツ選手が多数所属する芸能プロダクションがザワついている気がします。

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
《浜松・ガールズバー店員2人刺殺》「『お父さん、すみません』と泣いて土下座して…」被害者・竹内朋香さんの夫が振り返る“両手ナイフ男”の凶行からの壮絶な半年間
NEWSポストセブン
リモートワークや打合せに使われることもあるカラオケボックス(写真提供/イメージマート)
《警視庁記者クラブの記者がカラオケボックスで乱痴気騒ぎ》個室内で「行為」に及ぶ人たちの実態 従業員の嘆き「珍しくない話」「注意に行くことになってるけど、仕事とはいえ嫌。逆ギレされることもある」 
NEWSポストセブン
「最長片道切符の旅」を達成した伊藤桃さん
「西国分寺から立川…2駅の移動に7時間半」11000kmを“一筆書き”した鉄旅タレント・伊藤桃が語る「過酷すぎるルート」と「撮り鉄」への本音
NEWSポストセブン
ドジャース・山本由伸投手(TikTokより)
《好みのタイプは年上モデル》ドジャース・山本由伸の多忙なオフに…Nikiとの関係は終了も現在も続く“友人関係”
NEWSポストセブン
齋藤元彦・兵庫県知事と、名誉毀損罪で起訴された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志被告「相次ぐ刑事告訴」でもまだまだ“信奉者”がいるのはなぜ…? 「この世の闇を照らしてくれる」との声も
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さん(Xより)、高野健一容疑者の卒アル写真
《高田馬場・女性ライバー刺殺》「僕も殺されるんじゃないかと…」最上あいさんの元婚約者が死を乗り越え“山手線1周配信”…推し活で横行する「闇投げ銭」に警鐘
NEWSポストセブン
伊勢ヶ濱親方と白鵬氏
旧宮城野部屋力士の一斉改名で角界に波紋 白鵬氏の「鵬」が弟子たちの四股名から消え、「部屋再興がなくなった」「再興できても炎鵬がゼロからのスタートか」の声
NEWSポストセブン
環境活動家のグレタ・トゥンベリさん(22)
《不敵な笑みでテロ組織のデモに参加》“環境少女グレタ・トゥンベリさん”の過激化が止まらずイギリスで逮捕「イスラエルに拿捕され、ギリシャに強制送還されたことも」
NEWSポストセブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
荒川静香さん以来、約20年ぶりの金メダルを目指す坂本花織選手(写真/AFLO)
《2026年大予測》ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート 坂本花織選手、“りくりゅう”ペアなど日本の「メダル連発」に期待 浅田真央の動向にも注目
女性セブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン