ライフ

『孤独のグルメ』久住昌之氏 カレーの最高レシピ「キャベツカレー」

 誰からも愛される“国民食”であるからこそ、カレーに対するこだわりを持つ人も少なくないだろう。『孤独のグルメ』(扶桑社)の原作者で、絵本『大根はエライ』(福音館書店)なども手掛ける久住昌之さんは、カレーに、大好きなキャベツを入れるのだという。

「昔、吉祥寺のお店で食べたカレーライスにキャベツが入っていて、真似して作ってみたら、これはイケると。至って普通のカレーだけど、キャベツの甘みが溶け込んで、いい味になるんです」(久住さん)

 そこで、久住さんに「キャベツカレー」のレシピを教えてもらった。

キャベツカレー

久住さんの定番、キャベツカレー(撮影/鈴木江実子)

「キャベツカレー」
●材料(4人分)
鶏もも肉…400g、キャベツ…1/2個(500g弱)、じゃがいも…2個、サラダ油…大さじ1、にんにく(みじん切り)…1片、クミンシード…小さじ1、玉ねぎ(薄切り)…中1個、トマト水煮缶…1缶、水…600ml、いんげん…40g、カレールー(フレークタイプ)…1袋(180g)、カレー粉…小さじ2

●作り方
【1】鶏肉は一口大に、キャベツはざく切りにする。じゃがいもは皮をむいて大きめの一口大に切り、下ゆでしておく。
【2】鍋にサラダ油、にんにく、クミンシードを入れて火にかける。香りが立ったら、玉ねぎを加えて5分ほど炒める。
【3】 【2】に鶏肉を加えて炒め、肉の色が変わったらトマト水煮缶、キャベツを加えて、水を注ぐ。沸騰したら弱火にして10分ほど煮る。
【4】4cm長さに切ったいんげんと、【1】のじゃがいもを加えてひと煮し、一旦火を止めてカレールーを加えて溶かす。再び火にかけて、とろみがつくまで5~10分ほど煮て、カレー粉を加えて味を調える。

異国情緒漂う店とカレーを旅気分で楽しむ

 今夏、久住さんは個展を開催。その会場となったギャラリーの1階にあるスリランカ料理店『BANDARA LANKA』の「スリランカカレープレート」(1650円)がお気に入りにだという。

「一皿でいろいろ楽しめて、とてもおいしい。人気のお店で混んでいることも多いけど、テラス席は穴場です。海外みたいな雰囲気があって旅気分も味わえておすすめですよ」(久住さん)

 その「スリランカカレープレート」で使用される「レンズ豆のカレー」を再現するためのレシピを紹介する。

カレ

「スリランカカレープレート」(「レンズ豆のカレー」は左上部分、撮影/鈴木江実子)

『レンズ豆のカレー』
●材料(作りやすい分量)
レンズ豆…250g、玉ねぎ…½個、にんにく…2片、トマト…1/2個、ココナッツオイル…大さじ3、マスタードシード・フェネグリークシード…各小さじ1、シナモンスティック…1/3本、ターメリックパウダー…小さじ1、チリフレーク…適量、塩…大さじ1、水…350ml、ココナッツミルクパウダー…120g

●作り方
【1】レンズ豆は洗って水けをきる。玉ねぎ、にんにくはみじん切り、トマトは角切りにする。
【2】フライパンを熱し、ココナッツオイルをなじませたら、マスタード、フェネグリークシード、にんにくの順に加え、香りが立つまで炒める。玉ねぎを加えて半透明になるまで炒めたら、砕いたシナモンスティックを入れ、ターメリックパウダーとチリフレークを入れてなじませる。
【3】トマトを加えて2分ほど炒めたら、レンズ豆を加えてなじませ、塩、水を加えてふたをし、強火で時々混ぜながら15分煮る。
【4】ココナッツミルクパウダーをお湯250ml(分量外)で溶き、3に加えてよく混ぜる。沸騰したら弱火にして5分ほど煮て完成。

関連記事

トピックス

実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン