国内

「駆け落ち未遂」は長く尾を引く ズルズルと“婚外恋愛”に陥った例

貴乃花

結婚が成就しなかったことでその後の人生が大きく変わってしまうことも。宮沢りえ(右)と貴花田(当時)の破局には大きな同情が集まった(写真/時事通信社)

 秋篠宮家の長女・眞子さまが、小室圭さんと10月26日に結婚される。小室家のトラブルなどから反対の声が多いが、そうした周囲の反対の声にめげずに、愛を貫いた形だ。

 おふたりのように意志を貫くカップルがいる一方で、何らかの事情で躊躇してしまった人もいるだろう。その“一歩”を踏み出せなかったカップルとして人々の記憶に長く残るのが、1993年の宮沢りえ(48才)と貴花田(当時、49才)の破談だ。20才の人気力士と19才のビッグアイドルの結婚の約束は「世紀の婚約」と称されたが、わずか2か月で破局にいたった。

「破局の背景には両家の考えの違いなどがあったとされますが、詳しくは明らかにされませんでした。スーパーカップルの別離に世間は消沈し、『駆け落ちしてでも愛を貫いてほしかった』との声がもれたことも印象深い。婚約破棄後、りえさんは激やせして体調不良による休業を繰り返し、薄幸のイメージが付きまとうようになってしまいました」(芸能記者)

 一般人でも「駆け落ち未遂」は長く尾を引く場合が多い。 男女関係を幅広く取材するノンフィクションライターの亀山早苗さんが言う。

「取材していて強く印象に残っているのは、大学時代に先輩後輩として出会い、駆け落ち寸前まで行ったものの結局は親の意向を受け入れて別れることになったカップルのケースです。女性側の実家が個人商売であることが、大学教授である男性側の親にとって不満だったそうです。その後、それぞれ別の相手と結婚したのですが、都内でばったりと再会したことをきっかけに『やはり運命だ』と愛の炎が再燃し、10年以上も不倫関係を続けています」

 ふたりはその後、いったん関係を清算したものの、数年後にまたよりを戻して、現在もズルズルと婚外恋愛を続けているという。

「一度結婚をしてから別れていれば関係をスッキリ清算できた可能性が高いけれど、このふたりは結婚できなかったので、未練が残って長く関係が続いています。不倫中は情緒不安定になってふたりで泣いてしまうこともあるそう。未来を見据えた関係ではないんです。それでも『あのとき、結婚できなかった代わりに……』という思いが残って、すっぱりと別れられない。間違っても後悔しても、結局は自分の気持ちに従って生きることが幸せになれるいちばんの道のように思えます」(亀山さん)

※女性セブン2021年10月28日号

関連記事

トピックス

安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ブラジルにある大学の法学部に通うアナ・パウラ・ヴェローゾ・フェルナンデス(Xより)
《ブラジルが震撼した女子大生シリアルキラー》サンドイッチ、コーヒー、ケーキ、煮込み料理、ミルクシェーク…5か月で4人を毒殺した狡猾な手口、殺人依頼の隠語は“卒業論文”
NEWSポストセブン
9月6日に成年式を迎え、成年皇族としての公務を本格的に開始した秋篠宮家の長男・悠仁さま(時事通信フォト)
スマッシュ「球速200キロ超え」も!? 悠仁さまと同じバドミントンサークルの学生が「球が速くなっていて驚いた」と証言
週刊ポスト
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン
園遊会に出席された愛子さまと佳子さま(時事通信フォト/JMPA)
「ルール違反では?」と危惧する声も…愛子さまと佳子さまの“赤色セットアップ”が物議、皇室ジャーナリストが語る“お召し物の色ルール”実情
NEWSポストセブン
9月に開催した“全英バスツアー”の舞台裏を公開(インスタグラムより)
「車内で謎の上下運動」「大きく舌を出してストローを」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサーが公開した映像に意味深シーン
NEWSポストセブン