愛子さま(写真/宮内庁提供)

20才になられる愛子さま(写真/宮内庁提供)

そして、10月に新総理となった岸田文雄氏。岸田首相は、総裁選時、母方のみに天皇の血筋を持つ「女系天皇」には否定的な立場を明言。また、女性天皇については明確な回答を避けてきた。岸田首相であり続ける限り、愛子天皇実現のハードルは高いのだろうか。

「岸田さんの総裁選時の発言を額面通りに受け取るべきではありません。実は岸田さんは、歴史上で前例のある女性天皇は許容してもいいのではないかという考えです。女性天皇実現に舵を切る可能性は低くないと考えています」

 とは、さる政治ジャーナリスト。

「総裁選当時は、保守政党の自民党のトップにならないといけませんでした。女性・女系天皇に消極的な態度を取るのは、勝つためには当たり前です。当時は、安倍氏の威光が強かった部分もあった。

 しかし、岸田首相の閣僚人事を見るに、“安倍離れ”を強く感じます。来夏の参院選で一定の結果を残せば、安倍氏らの影響力を排除した長期政権も見えてくる。そうなれば、世論にいちばん近い『女系天皇はNG、女性天皇はOK』という議論を始める可能性は高いでしょう。愛子天皇実現に大きな一歩となります」

 愛子さまが成人されるいま、決断のときは迫っている。なにより両陛下が愛子さまの将来を案じておられるだろう。

「今年2月の誕生日会見で陛下は、『結婚のことも含めて、いろいろ将来のことも話し合う機会というものがあるかと思います』とお話しされています。具体的な相談を進めていただくためにも、政治が議論を先延ばしするわけにはいかないでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 岸田首相は、かねてから「聞く力」をアピールポイントとしてきた。いまこそ、世論の、そして皇室の声に耳を傾ける最後のチャンスかもしれない。

※女性セブン2021年11月25日号

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン