中川:でももともと十津川の初期は都内で事件を解決している話が結構あるので、原点回帰と考えればおかしくはない。それに今回は、多彩なキャストの皆さんにご出演いただいて、犯人の予想難易度の高いミステリーに仕上がっています。2時間ドラマ好きなかたでもなかなか辿り着かないと思いますよ。
浅野:2時間ドラマってもしかしたら年齢が高めの視聴者に向けたコンテンツと思われたりするかもしれないんですが、実は家族で見られるエンタメ作品なんですよね。いまの事象を扱った事件ものだったり、若い俳優さんも活躍しているので、多くの世代にその魅力に気づいていただきたいです。
中川:ぜひこれからも月曜プレミア8で良質な2時間ドラマを楽しんでください!
【西村京太郎サスペンス 十津川警部の事件簿『悪夢』】
これまで人並み外れた記憶力と推理力で難事件を解決してきた十津川警部(船越英一郎・61才)は、多摩川の河川敷で起きた殺人事件に疑問を抱く。部下の亀井(角野卓造・73才)と真相に迫るが事態は意外な展開を見せて…。11月22日放送。
【横山秀夫サスペンス 第三の時効】
山梨県警の楠見(松重豊・58才)は20年前に起きた時効目前の事件を追っていた。犯人との駆け引きは時効成立までに片付くのか…。警察小説の金字塔をドラマ化。11月29日放送。
【今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕】
警視庁捜査一課強行犯係の警部・樋口(内藤剛志・66才)は、決してヒーローではない普通の中年刑事。事件の真相に迫りながら、人間の業をあぶり出す。2003年からスペシャルドラマとして9作制作、連続ドラマ化もされ、好評を博した。
【今野敏サスペンス 機捜235】
若手機動捜査隊員・高丸(平岡祐太・37才)の前に現れた新しい相棒は、うだつの上がらない定年間際の男・縞長(中村梅雀・65才)。そんな凸凹コンビが機捜235=覆面パトカーに乗り、事件の真相に迫る痛快サスペンスシリーズ。
【再雇用警察官】
人生100年時代、定年してもまだまだ働ける…定年後に再雇用された警察官・安治川(高橋英樹・77才)は、長年培った刑事の勘と人脈を武器に難事件に挑む。同名小説が原作。2020年から放送されているシリーズの1つ。
※女性セブン2021年12月2日号