御料牧場を散策されている雅子さまと愛子さま(2002年10月、栃木県塩谷郡。写真/JMPA)
愛子さまの将来は、女性皇族をめぐる議論次第で、いまだ不透明である。それでも不安は一切見受けられなかった。
「雅子さまは、どのような将来であっても、愛子さまには充足した人生を歩んでほしいと願われています。愛子さまも雅子さまの思いを、正面から受け止められている。天皇ご一家の3人の絆は固いでしょう」(前出・宮内庁関係者)
12月9日、雅子さまは天皇陛下とご一緒に、上皇ご夫妻のもとを訪ねられた。滞在時間は予定より10分ほど延びたうえ、帰り際、スタンバイする警察をよそにしばらく両陛下を乗せた車は出てこなかった。理由は、仙洞仮御所の玄関での上皇ご夫妻との会話が途切れなかったからだという。きっとそこでは、雅子さまの誕生日を祝うと同時に、“母としての役割”への感謝や労いもあったことだろう。雅子さまの20年が、いま、実を結んだのだ。
※女性セブン2022年1月6・13日号