国内

上皇ご夫妻、改修工事完了前にお引っ越し 急いだ背景に秋篠宮家の問題も

念願の引っ越しに向け、ご準備をされている(1月、東京・港区)

念願の引っ越しに向け、準備をされている(1月、東京・港区。写真/宮内庁提供)

 上皇ご夫妻が思い出の場所へ戻られる日が近づいてきた。宮内庁が、この4月中に、ご夫妻が現在お住まいの仙洞仮御所(東京・港区)から引っ越されることを明らかにした。赤坂御用地(東京・港区)内にある引っ越し先の旧赤坂御所は、「仙洞御所」と名称を変えることになる。

 旧赤坂御所は、ご夫妻が皇太子時代から約30年間を過ごされたお住まいで、天皇陛下や秋篠宮さま、黒田清子さん(紀宮さま)を育てられた思い出が詰まっている。

「昨年12月の上皇誕生日の談話で、上皇陛下は美智子さまとアルバムをご覧になりながらお話をされていると伝えられました。春以降は、慣れ親しまれた場所で、懐かしさを感じながら充実した日々を過ごされるのではないでしょうか」(宮内庁関係者)

 上皇ご夫妻は2020年3月に仙洞仮御所に移られた。コロナ禍の仮暮らしは徹底したおこもり生活だったという。また、敷地が手狭なため、日課であるお庭の散策にも影響があった。

「景色は代わり映えしない。それに加えて、羽田空港発着の国際線のルート変更があったため、以前よりも格段に騒音が大きくなったようです。美智子さまはそれでも近隣の高層マンションに住む人にお手振りをするなど、気分転換に努めてこられた。ただ、仮御所での生活にストレスはあったと思います」(皇室記者)

 コロナの影響もあり、当初の予定より遅れての引っ越しとなる。

「ご高齢のご夫妻のため、エレベーターが設置されるなどバリアフリー化されました。私室部分の工事は3月中に終了します。ただ、ほかのエリアの改修工事がすべて済んだわけではありません」(前出・宮内庁関係者)

 つまり、「引っ越し先は工事中」なのだ。なぜそこまでして急いだのか。上皇ご夫妻に、一日も早く広く静かな赤坂御用地に移っていただきたかったということはあるだろう。だが、それだけではない。別の宮内庁関係者が示唆する。

「赤坂御用地には、秋篠宮邸があります。同じ敷地内であれば警備などの動きが少なく、容易に行き来が可能です。高校に進学される長男の悠仁さまへ、誰が帝王学を授けるのかが課題でしたが、上皇ご夫妻であればそれが可能です。30余年にわたる天皇としてのご経験を直接学ぶ機会があることは、悠仁さまにとっては大変意義深いことでしょう」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
“高市効果”で自民党の政党支持率は前月比10ポイント以上も急上昇した…(時事通信フォト)
世論の現状認識と乖離する大メディアの“高市ぎらい” 参政党躍進時を彷彿とさせる“叩けば叩くほど高市支持が強まる”現象、「批判もカラ回りしている」との指摘
週刊ポスト
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン