山田:この春は多くの長寿番組が終了したり、大御所の卒業も相次いだりしています。なのに和歌チャンは31年目。
島崎:紳助さんとご一緒していた『青春!島田学校』や『クイズ!当たって25%』のスタッフさんが『~感謝祭』もやっていらしたことも大きいですね。
紳助さんが降板されてしまったときはスケジュール的に、次回が迫っていたんですけれど、「島崎和歌子なら大丈夫」と多くのかたに言っていただけたのはありがたかったです。
でも、ヒールで5時間半は、もうツライですよ(苦笑)。今田(耕司)サン(56才)と「あと、どれくらい?」「え? まだ40分しか経ってないの?」とビックリし合っていますね。
出演者の皆さんも、毎回、入れ替わるし、最近の若いかたは名前の読みかたが難しい! 顔も似ているでしょ?(笑い) ルビをふったり付箋を付けたり、ホント大変なんですよ。50才近くになって、物忘れもひどくなったし、顔はわかっていても言葉では出てこない。
あと視力も怪しくなっていて、AKB48が46に見えちゃったりして、勝手に2人、卒業させちゃったり……(笑い)。
私と今田サンの席はモニターとクイズの問題と順位が常に出ているんですが、5時間半やってるとコンピューターもフリーズしちゃうんですから。
山田:でも、最近は、4月期や10月期のドラマに出演されるイケメンがたくさん出演されてアーチェリーに挑戦したり、マラソンをしたり……。
島崎:それしか楽しみがない!!(笑い) 芸人ばっかりじゃ、イヤですよ~……なんて言ってちゃいけないですね(笑い)。
これも長寿番組だからこそのことなんですけれど、子供の頃に『~感謝祭』を見てくださっていた俳優さんたちが、「出たかった」「体を張りたい」と言ってくださるんです。
たとえば田中圭クン(37才)とかは、初出演のときからいろいろなことに挑戦してくれました。年に2回だけではありますけれど、出演者のかたのそういう成長の歴史みたいなものを間近で見られるというのは幸せなことだと思います。