■北信越警戒ゾーン
村井氏は、〈4月12日頃まで〉に、石川県、福井県、岐阜県の一部の「北陸地方」で巨大地震の予兆があると警鐘を鳴らす。23日の午前9時23分頃に石川県能登地方で震度4の地震が発生したが、それを凌ぐ地震発生の可能性があるという。
「この半年、新潟県南部、富山県、石川県、岐阜県北部などで『異常変動』が集中しています。『隆起・沈降』では、北陸3県の広い範囲が沈降する一方、石川県の能登半島先端が隆起し、その境目にある電子基準点『輪島』や『穴水』周辺に歪みが溜まっていると考えられる。『水平方向の動き』では、1月下旬と2月中旬に長野県にある基準点『梓川』だけが周辺と異なる方向に大きく動いています。
北信越は、最新のAIによる危険度判定で東北に次ぐ全国2位で、衛星画像の解析でも地震の前兆と思われる異常が観測されている」
そのほか、北海道や中国などの警戒ゾーンは画像のMAPで示した。引き続き警戒が必要だ。
※週刊ポスト2022年4月8・15日号