今年結婚15年目となる杉浦さん
僕たち夫婦の“この先”についても考えさせられました。僕だったら、妻に「痛い、つらい、治療やめたい」と言われたら、「もうやめていい、あとは穏やかに過ごそう」って言ってしまいそうな気がします。こればかりは正解がないことだから、難しいですね。
妻の看取りはしたくないとも強く思いました。考えただけでも、言葉では言い表せないくらいつらい。死ぬのは僕が先がいいです。でも、僕たち夫婦にも、いずれ引き裂かれる日は来る。それまで夫婦で、どのように生きていくのか。1日も無駄にはできないなと強く思って、目頭が熱くなりました。
◆杉浦太陽(すぎうら・たいよう)
1981年生まれ。大阪府出身。1998年、テレビ朝日系ドラマ『おそるべしっっ!!音無可憐さん』でデビュー。 2001年TBS系ドラマ『ウルトラマンコスモス』で主役を務め、一躍注目を浴びる。NHK Eテレ『趣味の園芸 やさいの時間』、BS日テレ『旬感レシピ』、TOKYO FM『TOKYOこどもTIMES』などにレギュラー出演中。
撮影/平野哲郎
「死ぬのは僕が先がいい」と語った杉浦太陽さん
杉浦太陽さんは最近『ママがもうこの世界にいなくても』を読んだという
かつては離婚危機もあったと語った杉浦太陽さん



