爽やかな色を選ばれることも少なくない天皇陛下と雅子さま(写真/宮内庁提供)
6月11日は、繭をその年に初めて収穫する「初繭掻き」を雅子さまが行われた日だった。作業の後に、陛下と愛子さまが合流され、「毛羽取り」や「繭切り」の作業を共にされたという。
「初繭掻きは6月8日に行われる予定でしたが、雅子さまの腰の調子が優れないということで延期されました。初繭掻きの際に、雅子さまは繭を取り外しながら“わたあめみたい”と感想を述べられ、作業にあたった職員を“大変だったでしょう”と労われたそうです。陛下と愛子さまの合流後には、ご一家で和やかに会話をしながら楽しそうに作業に臨まれていたといいます」(宮内庁関係者)
この日、愛子さまはピンクのチェックシャツ、陛下はブルーのマドラスチェックシャツ、雅子さまはネイビーのカーディガンにブルーのストールをお召しになっていた。この日の陛下のブルーのシャツは、1日に雅子さまがお召しになっていたシャツとほぼ一緒のデザインに見え、微笑ましい。つげさんは、「陛下と愛子さまが、雅子さまのお召し物に合わせられたのではないか」と分析する。
「雅子さまは、ご体調に気を遣われて、お体が冷えないように対策をされていたのでしょう。本調子でないときには『この色で合わせましょう』というような提案もできないものです。この日は、後から合流された陛下と愛子さまのほうが、リンクコーデを考案されたのではないでしょうか。お二人の『雅子さまをお支えしたい』というお気持ちがにじみ出ている印象を受けました」(つげさん)
愛子さまは、学習院初等科の頃から蚕を飼育されているが、御養蚕所で一連の作業に携わるのは初めてだったという。
「愛子さまがご養蚕を手伝われることには、陛下や雅子さまのなさりようを肌で感じることができるという点で、大きな意味があるでしょう。今回のご養蚕は、成年皇族としてのご活動の“第一歩”といえるかもしれません」(前出・宮内庁関係者)
今後は、どのようなお姿を拝見することができるだろうか。