ライフ

暴力団幹部があおり運転に狙われた ヤクザとは知らない運転手が車に割り込み、幅寄せ…その顛末

(写真/ゲッティイメージズ)

あおられた暴力団幹部は…(写真/ゲッティイメージズ)

 警察や軍関係、暴力団組織などの内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、現役の暴力団幹部がターゲットにされたというあおり運転の一部始終について。

 * * *
 3年ぶりに行動制限のなかったお盆休み、高速道路はどこもふるさとで休みを過ごした人たちのUターンラッシュで大渋滞だったようだ。その様子をテレビで見ていて、友人がふと漏らした言葉を思い出した。

「大渋滞を考えるとうんざりするが、あおり運転に合わずにすむと思えば」

 そう語った彼は数年前の正月休み、実家に帰省しようと高速道路を走行中、あおり運転に遭遇した経験があった。

「渋滞を避けようと、明け方に出発したのが間違いだった。追い越し車線を走行中、後方からかなりのスピードで近づいてきた車に気づき、車線を譲ろうと左車線に入ったのだが、そのタイミングが悪かったのか…」

 その後、車間距離を詰められたり、幅寄せされたりが繰り返され、数キロに渡り追い回されたという。サービスエリアに逃げ込んで停車し、1時間ほど休憩を取ってから出発することで、なんとか難を逃れたのだ。「生きた心地がしなかった。あの時を思えば、渋滞でイライラする方がまだマシだ」と彼は言った。

 いくら自分が気を付けて運転していても、いつ、あおり運転の車に遭遇するかはわからない。それはヤクザも同じだ。

「前に友達の車で高速を走っていて、あおられた」と語る暴力団幹部に、今は組を抜け堅気となった元暴力団員が、「幹部をあおるような奴がいたんですか。そりゃ本物のバカですね」と驚いた。

関連記事

トピックス

今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・イメージ 写真はいずれも当該の店舗、販売されている味噌汁ではありません)
《「すき家」ネズミ混入味噌汁その後》「また同じようなトラブルが起きるのでは…」と現役クルーが懸念する理由 広報担当者は「売上は前年を上回る水準で推移」と回答
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン