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脱毛アンケート、40代以降は「セルフケア派」が多数 クリニック来院者は「介護脱毛のニーズも」と医師

40代以降の男女は「セルフケア」による脱毛が主流(イメージ)

40代以降の男女は「セルフケア」による脱毛が主流(イメージ)

 40代以降の脱毛は、自宅でのセルフケアが多数派──アデランスが公表した『脱毛に関する全国意識調査』(47都道府県の各104人=いずれも20〜60代の男女。計4888人が対象)によると、20〜30代では「サロン派」が半数以上だった一方、40代以降は「自宅派」が多数を占めた。

 同調査で「脱毛経験がある」と答えた人に「どこで脱毛したか」を尋ねたところ、回答者全体では「自宅での脱毛器を使ったセルフケア」が47.1%で最も多く、「脱毛サロン」(38.9%)、「エステサロン」(19.0%)、「病院(クリニック)」(11.2%)と続いた(複数回答)。

 ところが年代別に集計すると、20〜30代では「脱毛サロンを利用」と回答した割合が最も高く、反対に40代以降の中高年では「自宅での脱毛器を使ったセルフケア」と答えた人の割合が「脱毛サロン」と答えた割合を上回り、最も高かった。

 以上の結果から、同社は〈若い世代ほどサロンでのケアが普及しており、定着している〉と分析。世代によって方法の違いはあるが、年齢関係なく脱毛への興味関心が高まっていることが窺える。

 皮膚科・美容皮膚科医の花房崇明さん(千里中央花ふさ皮ふ科院長)は、40代以降に脱毛に興味を持ちはじめる理由をこう見る。

「クリニックへいらっしゃる40代以降の方々の脱毛箇所の最近の傾向として、女性はVIO脱毛、男性はヒゲ脱毛が多い印象です。年齢的に子育てがひと段落して、自分のことを考えられる時間と費やせるお金ができた人も増えてきているのではないでしょうか。介護などの将来的なことを考えて脱毛される方もいます。一方、全身脱毛は20代が中心です。金額が高いこともあり、親御さんの援助があって契約される人が多い印象です」(花房医師、以下同)

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