芸能

水卜麻美アナは「努力の人」「地震速報も完璧」 関係者が明かす愛され続ける理由

アナウンス力、ナレーション技術も高く評価される

アナウンス力、ナレーション技術も高く評価される

 よく食べ、よく笑い、よく泣く──女性アナウンサーの中でも長期にわたって、絶大なる支持を得ている日本テレビ・水卜麻美アナ(35)。その「愛される理由」について、共演者、元同僚アナが知られざる素顔を証言した。日本テレビの先輩にあたる馬場典子アナ(現在はフリー)は、彼女の「人間力」を絶賛したうえで、技術力の高さも見逃せないと語ってくれた。【全3回の第2回。第1回から読む】

 * * *
 水卜アナの魅力はキャラクター面だけではない。馬場アナは彼女のアナウンス力の高さ、とくにナレーション技術を高く評価する。

「軽やかなトーンでも重厚なトーンでもしっかりとナレーションできる技術はもちろんなのですが、音域が広く、声色も変えられる。とくに昨年のプロ野球のCMナレーションが印象に残っています。言葉が少ないほど、時間が短いほど、世界観を表現するのは難しいのですが、ミトちゃんは声そのものでも表現できる。『プロ野球、開幕。』のひと言だけで、開幕への高揚感や独特の緊張感、選手への敬意など、何層もの思いを感じさせてくれるのです。これミトちゃん? って本人に聞いたら、『こういうのに気づいてもらえるのはとても嬉しい』と言っていて、ミトちゃんのナレーションにかける思いも改めて感じました」(馬場アナ)

 水卜アナが昨春までMCだった『スッキリ』でコメンテーターを務める調達コンサルタントの坂口孝則氏が目を見張ったのは、地震や事件など予期せぬ出来事が生放送中に発生したときの対応だった。

「まったく原稿が準備されない場面が数分間も続いたのですが、水卜さんは慌てることなく、しっかりとつないでいた。

 地震速報の際にも、1枚の原稿だけでほとんど情報がないなか、画面のわずかな映像を頼りに完璧に中継をこなしていました。改めてアナウンサーとしての水卜さんの能力の高さを感じましたね」(坂口氏)

 水卜アナの実力は、理想の女子アナに近づくためのストイックな努力のたまものだ。

 水卜アナがアナウンサーを目指したのは、小学生時代に見た小島奈津子アナ(元フジテレビ)への憧れからだったという。小学校の卒業アルバムにはすでに「アナウンサーになる」という将来の夢を書いた。

 地元・千葉県きっての進学高校から慶応大学に進学。就活では在京キー局を手当たり次第に受けた。だが、そのとき“思わぬ試練”が彼女を襲う。

関連キーワード

関連記事

トピックス

荒川静香さん以来、約20年ぶりの金メダルを目指す坂本花織選手(写真/AFLO)
《2026年大予測》ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート 坂本花織選手、“りくりゅう”ペアなど日本の「メダル連発」に期待 浅田真央の動向にも注目
女性セブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
舞台『シッダールタ』での草なぎ。東京・世田谷パブリックシアター(~2025年12月27日)、兵庫県立芸術文化センター(2026年1月10日~1月18日)にて上演(撮影・細野晋司)
《草なぎ剛のタフさとストイックさ》新幹線の車掌に始まり、悟りの境地にたどり着く舞台では立見席も
NEWSポストセブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
「異物混入」問題のその後は…(時事通信フォト)
《ネズミ混入騒動》「すき家」の現役クルーが打ち明ける新たな“防止策”…冷蔵庫内にも監視カメラを設置に「なんだか疑われているような」
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン