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原日出子、“夫婦”で見守った渡辺裕之さん最後の熱演 来年には連ドラ出演も決定

遺骨と離れられない…(写真/アフロ)

遺骨と離れられない…(写真/アフロ)

「お父さん、しゃぼん玉きれいだね!」。公園の石段に腰かけ、楽しそうにしゃぼん玉を吹く娘を、父親が愛おしそうな表情で見つめている。最後の出演作はこんな家族のシーンから始まった。

《主人が4月半ばに本当に頑張って京都で撮影したドラマがオンエアされます》

 8月24日、インスタグラムにこう綴ったのは、原日出子(62才)だ。投稿は今年5月に急逝した夫・渡辺裕之さん(享年66)の遺作となったドラマ『遺留捜査』(テレビ朝日系)のことを指していた。

 翌25日に放送されると、9万件近い「いいね!」とともに、《とてもかっこよくて素敵でした》《あなたのことは絶対に忘れはしません!ありがとう!!》といった渡辺さんをしのぶ多数のメッセージが寄せられた。

 渡辺さんとの別れはあまりにも突然だった。1982年から10年以上にわたって栄養ドリンク剤『リポビタンD』のCMに出演し、「ファイト、一発!」のフレーズでおなじみだった渡辺さん。何事にもアクティブで多趣味だった彼は、自宅の地下室にトレーニング器具やワインのコレクション、ドラムセットやラジコンなどを並べ、“大人の秘密基地”での時間を楽しんでいた。ゴールデンウイーク中の5月3日、渡辺さんはその部屋で心肺停止状態で倒れていた。最初に発見したのは、妻の原だった。

 ふたりが4年交際の末に結婚したのは1994年のこと。結婚後には、原と前夫との間に生まれた長女のあとに、1男1女をもうけた。自宅でバーベキューをする姿が頻繁に見られるなど、近隣でも評判の仲のよい家族だった。子供が成長してからは夫婦水いらずの時間も楽しんだ。

「ふたりで旅行に出かけ、渡辺さんが“今朝の美人”などのコメントとともにSNSに原さんの写真をアップすることもありました。原さんが更年期障害に悩まされていた時期には、渡辺さんが家事を率先してこなすなどサポートを重ねたそうです」(芸能関係者)

 円満な家庭生活を送る一方で、近年、渡辺さんの気持ちが乱高下することも増えていた。

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