『バイキング』についても、始まる前から苦労したことを、語った
──『バイキング』の後番組『ポップUP!』の苦戦が伝えられています。
坂上:僕は子役の時から「視聴者をバカにしてはいけない」と言われて育ってきました。でも今は、バカにするとかしないとかではなく、「もう視聴者の皆さんにバレていますよ」という時代だと思うんですよね。ネットにも膨大な情報があふれている今、たぶん視聴者にはテレビ業界の内情もバレています。
視聴者の皆さんがテレビのことを分かっていらっしゃるのを前提で言いたいことがあります。『バイキング』も、30年以上続いた長寿番組『笑っていいとも!』の後番組だったので、始まる前からクソミソに言われました。「風評被害だろ」と、辟易するぐらいにボロカスでした。
でも、そこから試行錯誤しながら何とか頑張って、8年続いた番組になりました。『ポップUP!』も同じ流れですよね。ここからが勝負になるはずです。周りがああでもない、こうでもないと言うのは自由ですが、まだ始まったばかりですからね。
僕が言いたいのは、新番組って本当にいろいろ大変なんですよ、ということ。これはぜひ、伝えておきたいですね。
取材・文/小野雅彦
