芸能

大竹しのぶ、名取裕子、かたせ梨乃、松居一代… “65才女性”たちに歴史あり

会見中、母親に「おかあちゃん、本当によかった」と離婚報告するなど、サービス精神あふれる松居一代(2017年)

会見中、母親に「おかあちゃん、本当によかった」と離婚報告するなど、サービス精神あふれる松居一代(2017年)

 同級生女優との思い出、給湯室での出会い、時代を拓いた漫画家……。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが、“同い年”である65才の女性たちのプロフィールをひもときます。

 * * *

大学時代に代返したり、私と似たタイプで長年共感してきた女優

『女性セブン』の人気連載を一冊にまとめた夏井いつき先生の『瓢箪から人生』が売れています!!《振り返ってみればなんと幸運な出会いであったか》《「これだけはどうしても書いておきたかった」思いもよらぬ人生の悲喜交々と俳句の日々を綴ったエッセイ集》(帯より)。先生と同い年の私は、うんうんと深くうなずきながら、いっきに読んでしまいました。

 夏井先生といえば、『プレバト!!』(MBS・TBS系)でもっとも人気の「俳句検定」の辛口査定でブレーク。「永世名人」の梅沢富美男サン(71)を「おっちゃん」呼びし、「さすが」と絶賛することもあれば、「論外です」とバッサリ切り捨てることもありますが、このお二人のやりとりが同番組を高視聴率に導いているのは多くの視聴者が認めるところです。ちなみに梅沢サンは「なっちゃん」呼び。この年齢で“ちゃんづけ”されるのは、ちょっぴりうらやましいです。

「あなたでしたか!」「成長していますね」などとレギュラー的存在のゲストの句をすべて覚えていらっしゃるからこその評価に、「もっと勉強しよう」と決意する芸能人が多数。なかでも横尾渉クン(36)を筆頭に俳句に熱心なKis−My−Ft2のメンバーたちは、先生から愛されているように思います。キスマイのライブを見に来てくださったこともあるんですよね。そこで「横尾サンが踊っていてビックリ」されたという夏井先生(笑い)。なんて、お優しい! 辛口な物言いをしても炎上しないのは、この“お人柄”があるからなのだなぁと思いました。

ヒット中

『瓢箪から人生』がヒット中の夏井いつきさん(写真/時事通信社)

『プレバト!!』の後に見ていた木曜ミステリー『遺留捜査』(テレビ朝日系)で室長代理の佐倉路花を演じている戸田恵子サンとも私は同い年。高校時代、平日は毎日見ていた『ぎんざNOW!』(TBS系)に、「あゆ朱美」という名で『ギターをひいてよ』を歌っていたときから拝見しています。フォーク? いえ、演歌でした。

 さらに前にはドラマ『中学生群像』(『中学生日記』の前身・NHK名古屋放送局)で生徒役だったり、『日清ちびっこのどじまん』(フジテレビ系)の東海地区チャンピオンになったりしたこともあるんですね。リポーター時代もあったとか。どんなジャンルでもなかなかトップがとれないと、仕事を掴む握力がどんどん強くなっていくもの。私もちょっと似たタイプなので、実は戸田サンには長年共感してきました。

関連記事

トピックス

《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)
「高市早苗氏という“最後の切り札”を出すか、小泉進次郎氏で“延命”するか…」フィフィ氏が分析する総裁選の“ウラの争点”【石破茂首相が辞任表明】
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
9年の濃厚な女優人生を駆け抜けた夏目雅子さん(撮影/田川清美)
《没後40年・夏目雅子さんを偲ぶ》永遠の「原石」として記憶に刻まれた女優 『瀬戸内少年野球団』での天真爛漫さは「技巧では決して表現できない境地」
週刊ポスト
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
チームには多くの不安材料が
《大谷翔平のポストシーズンに不安材料》ドジャースで深刻な「セットアッパー&クローザー不足」、大谷をクローザーで起用するプランもあるか
週刊ポスト
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン
政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
週刊ポスト
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン