国際情報

エリザベス女王の国葬でも議論に メーガン妃、ヘンリー王子との手つなぎの心理は「不安」か

議論の的となったヘンリー王子とメーガン妃(右端)の「手つなぎ」(AFP=時事)

議論の的となったヘンリー王子とメーガン妃(右端)の「手つなぎ」(9月10日=現地時間、AFP=時事)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、英国のエリザベス女王の国葬で賛否を集めたヘンリー王子(38才)とメーガン妃(41才)の手つなぎについて。

 * * *
 9月19日、英国のエリザベス女王の国葬がロンドンのウエストミンスター寺院で執り行われた。「人々に信頼されるためには、人々の目に触れる存在でなければならない」という女王の言葉通り、テレビやインターネットによるライブ中継の視聴者は、世界中で41億人に上ったとみられている。大掛かりで荘厳で美しい国葬は、見せるための儀式でもあった。

“見せる”といえば、国葬までの約10日間、人々の目に触れることが多かったのが、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻と英国王室との確執だ。ウイリアム皇太子(40才)とヘンリー王子は、2021年4月、エリザベス女王の夫フィリップ殿下の葬儀では、並んで歩かずに不仲の象徴と騒がれた。6月にはエリザベス女王の即位70周年を記念したプラチナ・ジュビリーで、夫婦は長女リリベット(1才)を女王に初対面させたものの、2ショットの撮影は女王に断られたと報道されていた。

 そんな夫妻だけにメディアやネットはその動向を逐一報じた。中でも話題になったのは、夫妻の”手つなぎ”だった。10日、夫妻はウイリアム皇太子とキャサリン皇太子妃(40才)と一緒に、ウィンザー城の外に現れた。女王を追悼するため集まっていた人々に挨拶するためだったが、夫婦はその時、しっかりと手をつないでいた。

 エリザベス女王の棺がバッキンガム宮殿からウエストミンスターホールに運ばれ、礼拝が行われた14日、ウイリアム皇太子とキャサリン皇太子妃に続いて、棺の前で敬意を表した夫妻は、この時も手をつないでホールを退場した。

 その映像が配信されるや、メディアやネットは即座に反応。「愛情表現」という声もあれば、「不適切」「TPOをわきまえろ」と賛否両論の意見が噴出したのだ。そして19日、ウエストミンスター寺院で国葬が行われた。ネットではその時の写真が何枚も掲載され、その中には2人が手をつないでいるように見える写真もある。一部報道によると、式が終わってヘンリー王子は葬列に並び、メーガン妃は棺を見送るため別々の方向へ歩きだす前、夫婦は手を握っていたという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

還暦を過ぎて息子が誕生した船越英一郎
《ベビーカーで3ショットのパパ姿》船越英一郎の再婚相手・23歳年下の松下萌子が1歳の子ども授かるも「指輪も見せず結婚に沈黙貫いた事情」
NEWSポストセブン
ここ数日、X(旧Twitter)で下着ディズニー」という言葉波紋を呼んでいる
《白シャツも脱いで胸元あらわに》グラビア活動女性の「下着ディズニー」投稿が物議…オリエンタルランドが回答「個別の事象についてお答えしておりません」「公序良俗に反するような服装の場合は入園をお断り」
NEWSポストセブン
志穂美悦子さん
《事実上の別居状態》長渕剛が40歳年下美女と接近も「離婚しない」妻・志穂美悦子の“揺るぎない覚悟と肉体”「パンパンな上腕二頭筋に鋼のような腹筋」「強靭な肉体に健全な精神」 
NEWSポストセブン
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《還暦で正社員として転職》ビッグダディがビル清掃バイトを8月末で退職、林下家5人目のコンビニ店員に転身「9月から次男と期間限定同居」のさすらい人生
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された佳子さま(2025年8月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《日帰り弾丸旅行を満喫》佳子さま、大阪・関西万博を初訪問 輪島塗の地球儀をご覧になった際には被災した職人に気遣われる場面も 
女性セブン
鷲谷は田中のメジャーでの活躍を目の当たりにして、自身もメジャー挑戦を決意した
【日米通算200勝に王手】巨人・田中将大より“一足先にメジャー挑戦”した駒大苫小牧の同級生が贈るエール「やっぱり将大はすごいです。孤高の存在です」
NEWSポストセブン
侵入したクマ
《都内を襲うクマ被害》「筋肉が凄い、犬と全然違う」駐車場で目撃した“疾走する熊の恐怖”、行政は「檻を2基設置、駆除などを視野に対応」
NEWSポストセブン
山田和利・裕貴父子
山田裕貴の父、元中日・山田和利さんが死去 元同僚が明かす「息子のことを周囲に自慢して回らなかった理由」 口数が少なく「真面目で群れない人だった」の人物評
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン