芸能

壇蜜が明かした夫との東京タワーの思い出「だらしないあだ名を刻印しよう」

壇蜜が東京タワーの思い出を語った

壇蜜が東京タワーの思い出を語った

 千代田区立日比谷図書文化館で開催中の『学年誌100年と玉井力三』展を訪れた壇蜜。学年別学習雑誌「学年誌」の100年の歴史を、表紙画を手がけた玉井力三を通じて振り返る特別展では、表紙絵の原画などとあわせて昭和レトロな学年誌の付録も展示。昭和55年生まれの壇蜜だが、昭和43年9月号の『小学二年生』の付録を見つけると、「これ、有名ですよね!」と駆け寄り、東京タワーの思い出を語った。

 * * *
「東京タワー、かっこいいなぁ。足下の建物は貯金箱になっていて、よくできています。組み立てると高さが1.5メートルにもなるんですね。私、東京タワーのデビューは大人になってからなんです。初めて行ったのは学生時代です。大学の友だち数人と一緒に蝋人形館に行って、『ついでに上っちゃおう』と階段で上りました。足が棒になりましたけど(笑)、懐かしいなあ」

 2019年に結婚した漫画家・清野とおる氏とも、東京タワーで忘れられない思い出があった。

「お付き合いしたばかりの頃、清野さんとの“ほぼ”初デートも東京タワーでした。記念メダルに『ふたりでだらしないあだ名を刻印しよう』と盛り上がって、私は『しーにゃん(本名の支靜加から)』で清野さんは『おるきゅん(とおるから)』と入れたんです。普段からそう呼び合っているわけではなくて、その場のノリです(笑)。メダルはキーホルダーにしました」

 初デート記念のキーホルダーはかばんに付けて持ち歩いているそうで、「実は今日も持ってきました」と明かす。そんな壇蜜は、小学校入学から6年間学年誌を愛読し、付録の記憶は『小学一年生』4月号から始まるという。

「入学おめでとうの4月号に、シルバニアファミリーの人形がひとつ入っていました。人形はかわいいけれど、本格的に遊ぶにはドールハウスを揃えないといけませんでした。子供ながらに『う~ん……』と悩みに悩んで、仏壇に置いておきました(笑)。

 入学、進級の時期やクリスマス、お正月の時期には付録も豪華だった記憶があります。お正月にはおばあちゃんと一緒に付録のすごろくで遊んでいました。楽しかったなあ、あの頃。漢字の部首が好きになったのも付録がきっかけです。『部首を学ぼう』という別冊のマンガに夢中になって。私が小学生だった頃は付録のマンガがよく挟んである時代でした」
 
 学年が上がっても、ずっと付録は作っていたという壇蜜。付録は「ひとりっ子でおばあちゃん子だった」という彼女と家族を繋ぐ、温かい想い出ともなっているようだ。

取材・文/渡部美也

関連キーワード

関連記事

トピックス

小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン
会見で出場辞退を発表した広陵高校・堀正和校長
《海外でも”いじめスキャンダル”と波紋》広陵高校「説明会で質問なし」に見え隠れする「進路問題」 ”監督の思し召し”が進学先まで左右する強豪校の実態「有力大学の推薦枠は完全な椅子取りゲーム」 
NEWSポストセブン
起訴に関する言及を拒否した大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ハワイ高級リゾート開発を巡って訴えられる 通訳の次は代理人…サポートするはずの人物による“裏切りの連鎖” 
女性セブン
日本体操協会・新体操部門の強化本部長、村田由香里氏(時事通信フォト)
新体操フェアリージャパンのパワハラ問題 日本体操協会「第三者機関による評価報告」が“非公表”の不可解 スポーツ庁も「一般論として外部への公表をするよう示してきた」と指摘
NEWSポストセブン
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
代理人・バレロ氏(右)には大谷翔平も信頼を寄せている(時事通信フォト)
大谷翔平が巻き込まれた「豪華ハワイ別荘」訴訟トラブル ビッグビジネスに走る代理人・バレロ氏の“魂胆”と大谷が“絶大なる信頼”を置く理由
週刊ポスト
お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 「石破おろし」の裏金議員「入閣リスト」入手!ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「石破おろし」の裏金議員「入閣リスト」入手!ほか
NEWSポストセブン