芸能

個人事務所解散で神田正輝に引退説 「せりふが覚えられない」と俳優業をセーブ

神田正輝が引退となるのか──その思いを存分に語った

神田正輝はせりふを覚えるのに苦労していたという

 昭和の大スター石原裕次郎が創業し、その後は渡哲也が継いだ芸能事務所「石原プロモーション」が昨年、58年の歴史に幕を下ろした。それから1年半、1976年のデビューから解散まで石原プロに所属した神田正輝(71才)が、ある決断に踏み切ったことで、周囲がザワついて──。

 芸能関係者の間に衝撃が走ったのは、今年7月のことだ。

「官報に神田正輝さんの個人事務所が、6月30日をもって解散したという公告が掲載されたのです。関係者の間では、“神田さんが芸能界を引退するのでは”という噂が駆け巡りました」(芸能関係者)

 芸能界に関心を持たなかった青年が、運命的な出会いを果たしたのは、いまから約50年前。神田が23才のときのことである。神田はプロ級だったスキーの特技を生かし、日本大学芸術学部卒業後、スキー用具メーカーの新製品を山でテストするアルバイトを続けていた。そんななか、ある日ふと訪れたレストランで出会ったのが、石原裕次郎さん(享年52)だったという。

「裕次郎さんに『ドラマに出てみないか』とスカウトされ、軽いノリで石原プロモーションに入社したそうです。その後、1980年の『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)のドック役でブレークし、1986年の最終話まで出演を続けました。1985年の松田聖子さん(60才)との結婚も“聖輝の結婚”として世間を驚かせました」(テレビ局関係者)

 以来、神田は50年近くにわたって石原プロ一筋で芸能生活を送ってきた。その石原プロが昨年1月、芸能マネジメント部門の業務を終了し、事実上の解散。石原軍団のメンバーはそれぞれ別々の道を歩むことになった。

 神田とともに長年石原プロを支えた舘ひろし(72才)は、2021年4月に新事務所「舘プロ」を設立。会見では「裕次郎さん、渡哲也さん(享年78)の夢だった映画作りの灯を引き継いでいきたい」と抱負を語った。また、「21世紀の裕次郎」として売り出された徳重聡(44才)はホリ・エージェンシーに移籍している。そんななか、ほかの事務所に移籍することなく、ひとり去就を明らかにしてこなかったのが神田だった。

「芸能人は税金対策のために所属事務所とは別に個人事務所を作る人が多いのですが、神田さんも40年近く個人事務所を持っていた。その事務所を閉じたということは、芸能界を引退するということではないか……と噂が広がったのです」(前出・芸能関係者)

 ここ数年、神田が受ける仕事を制限してきたことも、「引退」の噂を加速させた。

「近年、関係者には、“台本を覚えるのに苦労していて、せりふが覚えられないから、もう俳優はやらない”とこぼしていました。俳優として出演したのは2018年のドラマ『下町ロケット』(TBS系)が最後で、その後のオファーはすべて断っているようです。いまの仕事は1993年から続けている情報番組『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のMCだけなんです」(前出・テレビ局関係者)

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト