芸能

朝ドラヒロイン決定の趣里  “2世女優”レッテルをはねのけた「主演映画で一糸まとわぬ姿」の覚悟

32歳で朝ドラヒロインの座を射止めた趣里

32歳で朝ドラヒロインの座を射止めた趣里

 2023年度後期のNHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインが趣里に決定したことが発表された。趣里にとっては「最後のチャンス」と挑んだ4度目のオーディションだったという。父は俳優の水谷豊、母は女優の伊藤蘭だが、ヒロイン決定の報告は10月17日の発表まで「極秘」で伝えていなかったとも語った。

 朝ドラヒロインのオーディション組では「最年長」となる32歳の趣里には、さっそく期待が高まっている。芸能記者はこう語る。

「朝ドラといえば、新人女優がオーディションで発掘されるというのが王道でしたが、最近では知名度も実績もある主演クラス女優がオーディションなしで起用されることも増えていました。

 ただ、今回の趣里さんの抜擢については、『まんぷく』(2018年)で“初のママさんヒロイン”と話題になった安藤サクラさんの時と通じるものを感じます。趣里さんはこれまで個性的な役を演じることが多く、いわゆる朝ドラの王道っぽくないヒロイン抜擢に、かえってNHKの意気込みの高さを感じます」

 2011年に『3年B組金八先生ファイナル~『最後の贈る言葉』4時間SP』で女優デビューした趣里は、舞台、映画など幅広く活動していた。両親ともに大物芸能人であるため当初こそ“2世女優”と見られていたが、話題作の助演という立ち位置で頭角を現すようになった。

「藤原竜也さん主演の『リバース』(TBS系、2017年)で暴走する議員秘書の妻役を怪演し、“ダークヒーロー”の二宮和也さんが話題になった『ブラックペアン』(TBS系、2018年)では二宮さんの相棒となるクールな看護師を演じ、視聴者からの反響も大きかった。その頃から2世扱いされることはなく、個性的な脇役で存在感を放つ女優として一般に認知されました。

 女優として大きな飛躍になったのは、2018年に公開された主演映画『生きてるだけで、愛』でしょう。物語終盤で趣里さん演じる主人公は服を脱ぎながら夜の街を疾走し、一糸まとわぬ姿を披露しています。この作品で脱ぐことを父親の水谷さんは知らなかったため激怒したとも報じられました。大先輩の父親に相談もせずに女優としてのステップを着実に踏んだという趣里さんの覚悟と度胸を感じさせるエピソードです」(同前)

関連記事

トピックス

長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン