「兄・塁同様、恵まれた体格(198センチ、102キロ)ながらパワーだけでなくクイックネスを兼ね備えた選手。高校・大学時代はトップレベルでの活躍を見せ、各年代の日本代表も経験しており、今シーズンのBリーグの新人王候補の一人です。2024年のパリ五輪で兄と一緒にプレーするのが目標だが、いずれ日本代表のキャンプには招集されるだろう」
八村兄弟は仲がいいことで知られているという。
「塁に声を掛けられて6月から1か月半ほど渡米。一緒にウィザーズの施設で練習し、コーチからもアドバイスをもらったようです。阿蓮は『オフシーズンの過ごし方をしっかり学んだ』と塁に感謝していた。塁としても少しでも早くプロとして自覚をしてもらいたかったようです」(同前)
10月19日(日本時間)からNBAレギュラーシーズンが開幕するが、ウィザーズのロースター(登録メンバー)にはもちろん八村塁も名を連ねている。スポーツジャーナリストはこう話す。
「ウィザーズの初戦は10月20日のペイサーズ戦だが、このところ補強に熱心であるウィザーズにおいて八村の開幕スタメンの座は約束されたものではない。NBAジャパンゲームズは“母国凱旋”だったのでスタメン出場となったが、現状ではレギュラーシーズンの試合はベンチスタートが予想される」
開幕後も厳しいポシジョン争いに直面することになる八村塁。日本での5日間は束の間の休息になったのだろうか。