「御給桑」にも参加(写真/宮内庁提供)
愛子さまは大学入学以来、コロナ禍の影響で授業はオンラインで受け、ほとんど外出せずに過ごしてこられた。
「大学時代はご自身の興味にしたがって大いに学ばれ、また生涯のかけがえのないご友人との出会いが期待されます。その時間を孤独に過ごされることを案じる声も上がっていました」(前出・皇室記者)
ハートのペンダントはそんな心配を払拭するものだった。
「ペンダントをつけられ、そしてわざわざご友人から贈られたものだと明かされたのはコロナ禍で通学は叶わなくとも、“高校時代のご友人との交流は変わらず続いている”ことを国民に伝えたかったからだと推察できます」(前出・宮内庁関係者)
メッセージは、贈り主へも届いたに違いない。
「愛子さまは、身につけて写真に収まることで“大切にしているよ”と伝えたかったのではないでしょうか」(放送作家のつげのり子氏)
心温まるエピソードをあえて明かされたのは、イニシャル入りのハートのペンダントが世間の関心を呼ぶことを見越してのことでもあった。
「女性皇族は、服やバッグ、アクセサリーのブランドはできるだけわからないようにするのが基本です。特に愛子さまは幼い頃から、着用ブランドに関して宮内庁に問い合わせが寄せられることも多かった。“ご友人から”という由来を明かすのは、価格やブランドが必要以上に注目を集めるのを防ぐ効果もあります」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまのチョイスは、全方位に気配りをしたバランス感覚の賜物だったのだ。
※女性セブン2023年1月1日号