引退相撲のオープニングで歌舞伎俳優の市川團十郎が「三番叟」を舞い、歌手のGACKTが土俵上で君が代を独唱する異例ずくめの興行となった。
「『三番叟』は祝いの舞踏とはいえ、土俵の上で芸事なんてちょっと聞いたことがない。国歌にしても、千秋楽の表彰式で土俵に誰もいない状態での君が代斉唱はありますが、土俵上にスタンドマイクとは……。
GACKTに続けてモンゴルの国民的オペラ歌手のアリウンバータル・ガンバータル氏が母国・モンゴルの国歌を独唱しましたが、白鵬はそうして独自色を出したかったのでしょう」(前出・協会関係者)
※週刊ポスト2023年2月24日号