スポーツ

WBC因縁の日韓戦に早くも“場外戦” 韓国メディアが「ダルのキャンプ参加は不公平」と批判

日本代表キャンプに参加したダルビッシュ有

日本代表キャンプに参加したダルビッシュ有

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の1次ラウンドがいよいよ始まる。侍ジャパンにとって、同じブロックで最大の難敵となるのが、これまで幾度となく熾烈な戦いを演じてきた韓国代表だ。

 3月10日、東京ドームで宿敵の韓国を迎え撃つ侍ジャパン。“過去最強”と言われるメンバーが揃ったが、今回の「日韓戦」も一筋縄ではいかない試合になりそうだ。野球ジャーナリストの広尾晃氏が語る。

「絶対的エースである安佑鎮(アンウジン・23)が高校時代の暴力問題で資格停止中なのは韓国にとって痛手でしょう。

 しかし、東京五輪の日韓戦で好投したサイドスロー右腕の高永表(コヨンビョ・31)は新種のチェンジアップが使えると評判で、中日で活躍した李鍾範(イジョンボム)の息子で“韓国のイチロー”と呼ばれる李政厚(イジョンフ・24)が出場するなどメンツは揃っている。特に金河成(キムハソン・27)など2人のメジャーリーガーが並ぶ強力打線は、狭い東京ドームでは脅威です。日韓戦を意識しているのは向こうも同じはずなので、激しい戦いが予想されます」

 両国は過去のWBCで熾烈な戦いを演じてきた。

 日本が優勝した2006年の第1回大会では、2次ラウンドで勝利した韓国ナインがマウンドに小さな太極旗を突き刺して勝利を誇示した。

 続く2009年の第2回大会では5度の日韓戦が実現。シーソーゲームとなった決勝戦では延長10回、それまで不振を極めていたイチローがセンターに目の覚めるような2点適時打を放ち、日本が2大会連続の優勝を飾った。

 韓国は2013年の第3回大会、2017年の第4回大会は1次ラウンドで敗退しているため、WBCの日韓戦は2009年の決勝戦以来14年ぶりとなる。

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン