関取29人の裏話【その2】

関取29人の裏話【その2】

注目の平幕力士たち

【東前頭1】玉鷲(38)片男波/モンゴル/189cm、174kg/モンゴル食料技術大(中退)
37歳10か月での優勝は年6場所制以降の最年長記録。「土俵で情が移らないようモンゴル出身コミュニティと一線を画す」(若手親方)。白鵬にも媚びない“孤高の鉄人”とも。

【西前頭1】正代(31)時津風/熊本県/184cm、160kg/熊本農高→東京農大
緊張するので対戦相手の名前は当日まで聞かない。大関経験者で部屋の後継者に期待されるも一門が年寄名跡不足で取得の目処立たず。角界で最もネガティブな男とされる。

【東前頭2】阿炎(28)錣山/埼玉県/186cm、156kg/千葉県立流山南高
コロナ禍でのキャバクラ通い発覚後は親方の命で部屋での集団生活に。昨年11月場所の優勝によって妻・娘と暮らせるようになった。ジャミラ似で愛称は「ジャミ」。

【西前頭2】竜電(32)高田川/山梨県/188cm、154kg/甲斐市立竜王中
愛人女性との密会が感染対策ガイドライン違反で3場所出場停止に。「阿炎と同じ処分は軽すぎるとの声が多数あった」(担当記者)。

【東前頭3】御嶽海(30)出羽海/長野県/179cm、170kg/木曽青峰高→東洋大
2022年に大関昇進を果たすもコロナ禍で昇進パーティーを開く前に陥落。フィリピン出身の母マルガリータさんは地元でスナックを経営。スナック従業員が大応援団。

【西前頭3】錦木(32)伊勢ノ海/岩手県/185cm、176kg/盛岡市立米内中
野球少年だったが中学卒業後、相撲未経験のまま入門。十両昇進に10年の苦労人だが、部屋の看板力士に。普段はメガネをかけている。視力0.1だが土俵では裸眼。

【東前頭4】阿武咲(26)阿武松/青森県/177cm、164kg/三本木農業高(中退)
2011年の全国中学相撲選手権の決勝で貴景勝と対戦して敗れた。「巡業中は貴景勝、大栄翔とつるんでいることが多い」(担当記者)。貴景勝の永遠のライバルとされる。

【西前頭4】明生(27)立浪/鹿児島県/180cm、154kg/瀬戸内町立篠川中
相撲が盛んな奄美大島出身。小6で全日本小学生相撲大会に優勝して入門。稽古熱心で巡業の申し合いは常に一番の番数を誇る。真っ向勝負の“ガチ中のガチ”。

【東前頭5】琴勝峰(23)佐渡ヶ嶽/千葉県/191cm、163kg/埼玉栄高
2年先輩の琴ノ若とは埼玉栄高、柏相撲少年団でも一緒だった。「稽古熱心だが『ツムツム』にハマる一面も」(一門関係者)。中学時代の成績はオール5。

【東前頭6】遠藤(32)追手風/石川県/184cm、150kg/金沢学院東高→日大
左四つから寄り切る正攻法の相撲巧者。口数が少なく、めったに取材に応じない相撲記者泣かせ。すでに年寄名跡「北陣」を取得。甘いマスクで女性人気絶大。

【西前頭7】高安(33)田子ノ浦/茨城県/188cm、177kg/土浦市立土浦第一中
ケガに苦しむ大関経験者。演歌歌手・杜このみと結婚して一男一女がおり、「男の子はお相撲さん、女の子は演歌歌手に」と公言する。元・稀勢の里が支える弟弟子。

【東前頭8】一山本(29)放駒/北海道/187cm、146kg/大野農高→中央大
大学卒業後、北海道に戻って福島町役場に就職。教育委員会に勤務経験がある。片男波親方が中央大OBのため玉鷲が目をかける。23歳で初土俵の脱サラ力士。

【西前頭8】宇良(30)木瀬/大阪府/175cm、146kg/鳥羽高→関西学院大
レスリング経験があり、居反り、撞木反りなど珍手を繰り出すアクロバット相撲が持ち味。相撲教習所で一緒だった翔猿と仲が良い。教員免許も持つ技のデパート。

【東前頭10】妙義龍(36)境川/兵庫県/188cm、156kg/埼玉栄高→日本体育大
前十字靱帯断裂などケガに苦しむも幕内在位64場所に。「他一門から年寄名跡を確保したとも」(ベテラン記者)とされキャリア終盤か。元相撲エリートの苦労人。

【東前頭15】北青鵬(21)宮城野/北海道/204cm、177kg/鳥取城北高
5歳で両親とモンゴルから移住し、札幌巡業で出会った白鵬に見出される。中学からの鳥取への相撲留学も白鵬の紹介で実現した。身長は204センチで「令和の曙」とも。

【西前頭15】王鵬(23)大嶽/東京都/190cm、178kg/埼玉栄高
父は元・貴闘力で、YouTubeで角界内幕暴露を続ける。協会内で一家へ批判もあるが、「それを愚痴ったことは一度もない」(担当記者)。3人の「大鵬の孫」の出世頭。

関連記事

トピックス

高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年、第27回参議委員議員選挙で使用した日本維新の会のポスター(時事通信フォト)
《本当に許せません》維新議員の”国保逃れ”疑惑で「日本維新の会」に広がる怒りの声「身を切る改革って自分たちの身じゃなかったってこと」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
《浜松・ガールズバー店員2人刺殺》「『お父さん、すみません』と泣いて土下座して…」被害者・竹内朋香さんの夫が振り返る“両手ナイフ男”の凶行からの壮絶な半年間
NEWSポストセブン
寮内の暴力事案は裁判沙汰に
《広陵高校暴力問題》いまだ校長、前監督からの謝罪はなく被害生徒の父は「同じような事件の再発」を危惧 第三者委の調査はこれからで学校側は「個別の質問には対応しない」と回答
NEWSポストセブン
ドジャース・山本由伸投手(TikTokより)
《好みのタイプは年上モデル》ドジャース・山本由伸の多忙なオフに…Nikiとの関係は終了も現在も続く“友人関係”
NEWSポストセブン
齋藤元彦・兵庫県知事と、名誉毀損罪で起訴された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志被告「相次ぐ刑事告訴」でもまだまだ“信奉者”がいるのはなぜ…? 「この世の闇を照らしてくれる」との声も
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さん(Xより)、高野健一容疑者の卒アル写真
《高田馬場・女性ライバー刺殺》「僕も殺されるんじゃないかと…」最上あいさんの元婚約者が死を乗り越え“山手線1周配信”…推し活で横行する「闇投げ銭」に警鐘
NEWSポストセブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン