芸能

『らんまん』で注目!松坂慶子の“祖母力” 再放送中『あまちゃん』では”夏ばっぱ”宮本信子が発揮する

松坂慶子

『らんまん』で主人公の祖母役の松坂慶子

 神木隆之介主演で話題を呼ぶNHK連続テレビ小説『らんまん』。存在感を発揮しているのは松坂慶子演じる主人公(神木)の祖母の存在だ。朝ドラを盛り上げる“祖母力”についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 今、朝ドラを支えているのは、たくましき祖母たちの力だ。先週始まった朝ドラ『らんまん』は明治の世を天真らんまんに生きた植物学者・槙野万太郎(神木隆之介)の物語。序盤を引っ張るのは、彼の祖母タキ(松坂慶子)である。

 幕末、土佐の由緒ある蔵元「峰屋」の跡取りとして生まれた五歳の万太郎は、少し走っただけで熱を出し、周囲をハラハラさせる病弱の身。夫と万太郎の父である息子を亡くしたタキは、家を切り盛りし、病の床にある母ヒサ(広末涼子)に替わって孫の育成に力を尽くす。

「大奥様」と呼ばれるタキは、大勢の奉公人や酒蔵で働く蔵人たちの前にどーんと立って、「おはよう」「みな、よろしゅう」と挨拶も力強い。祝宴の席で、分家の者たちが万太郎の陰口を言うのを耳にすると、すかさず「分家の分際で何を言うた!」「いらん世話じゃ!!」と広い座敷の端まで聞こえる声でビシッと注意。親戚の言葉に傷つき、家を抜け出した万太郎が、母や姉たちに助けられて戻ってくると、「おまんはそれでも峰屋の当主かね!!」と雷を落とすのだ。24時間腹式呼吸、滑舌バッチリのタキの大音声が物語を引き締める。

 前作『舞いあがれ!』でも、ここぞと言う場面では、ヒロイン舞(福原遥)の祖母・才津祥子(高畑淳子)の力が発揮された。長崎・五島列島で暮らす祥子は、舞が空にあこがれるきっかけを作り、登場人物たちを繋いでいく。最終回は、舞の祖母孝行フライトだった。

 これまで多くの朝ドラで大声を出していたのは、親父たちだった。沢口靖子主演『澪つくし』(1986年)の津川雅彦、『おんなは度胸』(1992年)の藤岡琢也、堀北真希主演『梅ちゃん先生』(2012年)の高橋克実、波瑠主演『あさが来た』(2016年)の升毅などなど。中には『雲のじゅうたん』(1976年)で、飛行士になると宣言した真琴(浅茅陽子)に「バカもーん!!」と怒鳴りつける明治男の父を演じた中条静夫、『はね駒』(1986年)で、「女学校さ、行かしてください」と言い出した娘りん(斉藤由貴)に驚きながら、「この武士の魂をかけて、おりんを勘当いたす」と意地を通した小林稔侍のように、朝ドラの頑固親父役で一躍人気俳優になった例もあった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

候補者選びの段階から大揉めに揉めた富山1区
【衆院選注目選挙区ルポ・富山1区】“自民分裂”の候補者選考で選ばれた小野田紀美氏の補佐官・中田宏氏 雪のなかで語った選挙への手応え
NEWSポストセブン
東京・30区、自民党の長島昭久氏に道路交通法違反疑惑(右は高市氏、長島氏のHPより)
「選挙カーがT字路の真ん中に駐車」自民党・長島昭久議員に“道交法違反”疑惑、事務所が回答「お手洗いのために車から離れることに」「法令遵守を徹底します」
NEWSポストセブン
中村獅童と竹内結子さん(時事通信フォト)
《一日として忘れたことはありません》中村獅童、歌舞伎役者にならなかった「竹内結子さんとの愛息」への想い【博多座で親子共演】
NEWSポストセブン
週末にA子さんのマンションに通う垂秀夫氏
垂秀夫・前駐中国大使が中国出身女性と“二重生活”疑惑 女性は「ただの友達」と説明も、子供を含む3ショット写真が本物であることは否定せず 現役外交官時代からの関係か
週刊ポスト
青木淳子被告(66)が日記に綴っていたという齋藤受刑者(52)との夜の情事を語ったのはなぜなのか
《不倫情事日記を法廷で読み上げ》「今日は恥ずかしいです」共謀男性社長(52)との愛人関係をあえて主張した青木淳子被告(66)が見せていた“羞恥の表情”【住職練炭殺人・懲役25年】
NEWSポストセブン
強盗の現場付近を捜査する職員ら(時事通信)
《上野4億円強奪》背後に浮かぶ「金密輸」と「香港のマフィア組織」…裏社会ジャーナリストが明かす「マネーロンダリング」のリアル
週刊ポスト
六代目山口組の司忍組長も流出の被害にあった過去が(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長の誕生日会》かつては「ご祝儀1億円」の時代も…元“極道の妻”が語る代替わりのXデー 
初期のがんを患い仕事をセーブしたこともあったが、いまは克服した黒田氏 (時事通信フォト)
《独占キャッチ》宮内庁新長官が発表していた“異色の小説”の中身 大人の恋愛を描いた作中には凄惨なシーンや男性優位の視点も 
女性セブン
鵠祥堂の代表・齋藤受刑者(右)と役員・青木被告が共謀した(Xより)
〈ベットで抱き合って、お尻にキス〉住職を練炭で殺害した青木淳子被告(66)が共謀の会社代表男性(52)との“不倫情事日記”を法廷で読み上げた“意外なワケ”【懲役25年】
NEWSポストセブン
ドイツ女子ボブスレー代表選手のリザ(インスタグラムより)
【ミラノ五輪の裏事情】「遠征費のために…」女子金メダリストが“ポルノ”SNSで資金調達で波紋「同ケース相次ぐ」 
NEWSポストセブン
2025年8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん( Instagramより)
渡邊渚さんが綴る「ベッド」の思い出 病床の暗い記憶よりも先に浮かんだ幼少期の「エコロジー桃太郎」の長編創作ストーリー そこにはやわらかく小さいな光が
NEWSポストセブン
大谷の2026年シーズンが始まった(時事通信/Aflo)
《半袖&短パンでエグい二の腕があらわに》大谷翔平が自主トレ初日に見せたムキムキボディー、注目される“真美子さんのアリゾナ入り”…メジャーでは「家族と共にキャンプイン」も一般的
NEWSポストセブン