スポーツ

大谷翔平vs侍メジャーリーガー 7月に控えるダルビッシュ有との初対決は「全球直球」もあるか

7月には大谷翔平VSダルビッシュ有も(写真/AFP=時事)

7月には大谷翔平VSダルビッシュ有も(写真/AFP=時事)

 WBCの盛り上がりによってエンゼルス・大谷翔平(28)だけでなく、米国で活躍する“侍メジャーリーガー”にも熱い視線が注がれている。大会ではチームメイトとしてともに戦った“仲間”を大谷はどう抑え、どう打ち崩すのか──。その見どころを解説しよう。

ダルは全部真っすぐ!?

 投手だけでなく打者・大谷と日本人投手の対戦も目が離せない。大谷は花巻東の先輩・菊池雄星(31)と4月10日に対戦し、左中間最深部に突き刺す特大の2ランを放ったが、7月末にも3連戦が予定されている。

「今季の対戦時、練習中にグラウンドで顔を合わせた2人は20分以上も立ち話をしていました。試合前の調整を重視する大谷が長時間、誰かと談笑するのは珍しく、菊池が特別な存在であることが窺えました」(スポーツ紙デスク)

 NPB時代の対戦成績は、5打数2安打の打率.400、メジャーでは20打数6安打の打率.300と菊池の分が悪い。

「NPB時代には大谷に対して菊池が、『オレのボールなんてイージーだと思っているんだろ?』と東北訛りで問い詰め、大谷が『そんなことねえっすよ』とやり返すシーンがありました。過去の対戦は大谷が優位ですが、今年の菊池は開幕から無傷の4連勝を記録するなど絶好調。そんな先輩から後輩がまたもホームランをかっ飛ばせるのか注目したい」(同前)

 8月末からのメッツとの3連戦も興味深いカードだ。今年メジャーデビューした千賀滉大(30)が所属しているが、1試合平均の奪三振率は11.08(5月2日時点、以下同)で、大谷の12.18に匹敵する。メジャーリーグ評論家の福島良一氏が語る。

「NPB時代もクライマックスシリーズなど重要な試合で投げ合っているが、メジャーでも屈指の奪三振率を誇る2人の投げ合いは刺激的です。また打者・大谷が千賀の“お化けフォーク”をどう打ち崩すかにも注目が集まります」

 シーズン終盤の9月には、中継ぎに転向した藤浪晋太郎との再対決や現在は故障者リスト入りしているツインズの前田健太(35)との対戦も控えている。

 そして最大の注目カードとなるのが、7月4日からのパドレスとの3連戦だ。WBCでともに戦ったダルビッシュ有(36)との初対決が待っている。

「高校時代の大谷がメジャーを夢見たのは、地元・東北の高校出身で野球の本場で活躍するダルビッシュの姿に憧れたことが大きい。卒業前のレンジャーズとの交渉時はダルビッシュのサインボールを手渡され、日本ハム入団時はダルビッシュの背番号11を受け継いだ。今年のWBCでは両エースとして活躍するなど、2人は何かと縁があります。これまで近くにいながら交わらなかった大谷とダルビッシュがついにグラウンドで雌雄を決するだけにマスコミも今から注視している」(スポーツジャーナリスト)

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン