(Getty Images)

勝負強いアレックス・ブレグマン(Getty Images)

 その天敵ブレグマンも、大谷さんの打者としてのパワーには脱帽しています。

「彼はものすごいパワーを持っている。強く捉えたときは、ゴロだろうと、フライだろうと、すさまじい。本当に最もエキサイティングなプレーヤーの1人で、見ていて楽しいよ」

 大谷さんが打者に専念していた2019年シーズン、大谷さんの打ったゴロを捕球した際、その球足のあまりの速さに、グラブを差し出した時に思わず目を閉じてしまったことを打ち明けていました。

怪力スラッガー、ヨーダン・アルバレス

 強打者ぞろいのアストロズ打線ですが、ブレグマンと並んで絶対に気を抜いてはいけないのが主砲のヨーダン・アルバレス。外野手兼指名打者(DH)として大谷さんに匹敵するパワーと技術の持ち主です。

 2022年は前半戦にホームランを量産し、DH部門で大谷さんとオールスターのファン投票1位の座を争いました。結果的には大谷さんに次ぐ2位となりましたが、打者のベストナインと呼ばれるシルバー・スラッガー賞のDH部門では大谷さんを抑えて選出されました。キューバ出身で、身長は196センチと大柄の左打者。2023年で26歳になる若手で、DHとしては今後も長く、大谷さんのライバルとして君臨するでしょう。

 バッターとしてのライバル関係が注目されることが多い2人ですが、投手の大谷さんとアルバレスの直接対決となると、過去の対戦成績は10打数2安打、ホームラン0本、1打点。今のところ大谷さんが抑え込んではいますが、2022年のワールドシリーズでは世界一を決める逆転弾を放つなど、勝負の行方を決める一発を放つ怪力スラッガーとの対決は、やはり目が離せません。

小さな巨人ホセ・アルテューベ

 アストロズの主軸といえば、「小さな巨人」ことホセ・アルテューベも忘れることはできません。

 身長は168センチと小柄ですが、パンチ力があり、甘い球は初球からフルスイングする積極的な強打者で、くせ者です。2014年から4年連続シーズン200安打以上を達成したアベレージヒッターですが、ホームランを狙えるパワーもあります。

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