異常変動全国MAP2023 VOL.5
今回ピンポイント予測が発出された地域は、南海トラフ巨大地震の想定震源域とも重なっているため、一層の警戒が必要だ。
さらに郭博士は、「ほかの地域に住む人も警戒を怠らないでほしい」と語る。
「東北は日本海側と奥羽山脈周辺が沈降する一方、太平洋側が隆起し続けています。それに加えて『S石巻北上』など岩手県や宮城県の海岸沿いでは大きな『異常変動』が集中しているので、地震の発生を警戒したほうがよいでしょう。
首都圏も千葉県中央部の沈降が拡大しており、伊豆諸島もまだ隆起と沈降が混在して不安定な状態です。今後も地震が続く可能性があります」
そのほかの「警戒ゾーン」は全国MAPに示した。地震列島だけに、備えを万端にすることが肝要だ。
※週刊ポスト2023年6月23日号