スポーツ

【株主も激怒】強制性交容疑で書類送検の山川穂高、シーズン終了時に解雇の可能性 「NPBで獲得する球団はない」現実

どうなる山川穂高(時事通信フォト)

西武の山川穂高の野球人生はどうなる?(時事通信フォト)

 西武の山川穂高(31)が強制性交容疑で書類送検されてから、まもなく1か月が経とうとしている。6月21日に行われた株式会社西武ホールディングス(HD)の定時株主総会では、男性株主が山川の不祥事について「起訴とか不起訴とかかかわらず、解雇というようなことも考えてもいいかと思いますけども、球団としてはいかがでしょうか」と質問。奥村剛球団社長は謝罪した上で、「今後の対応につきましては検察庁の判断、および関係各所のご意見をご考慮いたしまして、適切に対処いたして参ります」と話した。

 ホームラン王3回と輝かしい経歴を持つ山川の処遇は今後、どうなるのか。球界関係者はこう分析する。

「仮に不起訴になっても、今季中の一軍復帰はないでしょう。世論を考えると、シーズン終了と同時にクビの可能性もある。過去に西武は規律違反の選手を解雇してきました。山川を残せば、示しがつかない。『野球の実績があれば、書類送検されても残留できる』という前例となってしまいます」

 山川は、5月11日に「文春オンライン」で“強制わいせつ致傷容疑”と報じられ、その翌日に二軍落ちとなり、ファームでも試合に出場していない。昨年の二冠王といえど、実戦感覚を失えば戦力になるかも怪しい。野球担当ベテラン記者が語る。

「その点に関していえば、あまり心配いらないかもしれません。ケガでブランクが空いても打つ人は打ちますからね。王貞治、野村克也に次いで歴代3位のホームランを放った南海の門田博光は1979年の春季キャンプでアキレス腱を断裂しました。その1年はほぼ棒に振りましたが、翌年は打率2割9分2厘、41本塁打、84打点を挙げています。中日の谷沢健一はアキレス腱を痛め、1978年のシーズン途中から1年以上戦列を離れましたが、1980年には3割6分9厘で首位打者を獲得している。門田は32歳、谷沢は33歳になる年でした。大打者は1年くらいのブランクなら、乗り越えることができる。だから、球団としては“可能なら残したい”という思いもあるかもしれません。まして今、西武はリーグ最下位ですからね」

関連キーワード

関連記事

トピックス

12月9日に62歳のお誕生日を迎えられた雅子さま(時事通信フォト)
《メタリックに輝く雅子さま》62歳のお誕生日で見せたペールブルーの「圧巻の装い」、シルバーの輝きが示した“調和”への希い
NEWSポストセブン
宮崎あおい
《主演・大泉洋を食った?》『ちょっとだけエスパー』で13年ぶり民放連ドラ出演の宮崎あおい、芸歴36年目のキャリアと40歳国民的女優の“今” 
NEWSポストセブン
悠仁さまが2026年1月2日に皇居で行われる「新年一般参賀」に出席される見通し(写真/JMPA)
悠仁さまが新年一般参賀にご出席の見通し、愛子さまと初めて並び立たれる場に 来春にはUAE大統領来日時の晩餐会で“外交デビュー”の可能性も、ご活躍の場は増すばかり
女性セブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン
日本にも「ディープステート」が存在すると指摘する佐藤優氏
佐藤優氏が明かす日本における「ディープステート」の存在 政治家でも官僚でもなく政府の意思決定に関わる人たち、自らもその一員として「北方領土二島返還案」に関与と告白
週刊ポスト
会社の事務所内で女性を刺したとして中国籍のリュウ・カ容疑者が逮捕された(右・千葉県警察HPより)
《いすみ市・同僚女性を社内で刺殺》中国籍のリュウ・カ容疑者が起こしていた“近隣刃物トラブル”「ナイフを手に私を見下ろして…」「窓のアルミシート、不気味だよね」
NEWSポストセブン
石原さとみ(プロフィール写真)
《ベビーカーを押す幸せシーンも》石原さとみのエリート夫が“1200億円MBO”ビジネス…外資系金融で上位1%に上り詰めた“華麗なる経歴”「年収は億超えか」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している(Instagram/時事通信フォト)
《大谷翔平のハワイ高級リゾート裁判が長期化》次回審理は来年2月のキャンプ中…原告側の要求が認められれば「ファミリーや家族との関係を暴露される」可能性も
NEWSポストセブン
神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン
高羽悟さんが向き合った「殺された妻の血痕の拭き取り」とは
「なんで自分が…」名古屋主婦殺人事件の遺族が「殺された妻の血痕」を拭き取り続けた年末年始の4日間…警察から「清掃業者も紹介してもらえず」の事情
(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
熱を帯びる「愛子天皇待望論」、オンライン署名は24才のお誕生日を節目に急増 過去に「愛子天皇は否定していない」と発言している高市早苗首相はどう動くのか 
女性セブン
「台湾有事」よりも先に「尖閣有事」が起きる可能性も(習近平氏/時事通信フォト)
《台湾有事より切迫》日中緊迫のなかで見逃せない「尖閣諸島」情勢 中国が台湾への軍事侵攻を考えるのであれば、「まず尖閣、そして南西諸島を制圧」の事態も視野
週刊ポスト