「そういうわけではありません。慢性硬膜下血腫を患った以外は、糖尿の気があるくらいでとくに病気はありません。ただ、医者に『太ったらダメ』と厳命されているので、60キロをキープしているんですよ。以前は80キロあったから、痩せて感じられるのでしょう」
現在、身長は175センチ。体重は60キロと、厳しく節制しているという。
「あまり食べ過ぎないよう気をつけています。野菜中心で、肉は1週間で300グラムと言われているから、嫁がはかりで量って料理してくれています。酒は昔からほとんど飲めなくて、飲んでもグラスにちょっと。それが元気の秘訣かなあ。タバコは吸いますよ。1日10~20本。自分の体調を気にし過ぎてキリキリしないのもいいんだと思いますよ」
夫人は女優・司葉子のいとこで子どもは5人
多くの子どもに恵まれた若林さん
若林さんは1965年、26歳のとき劇団「新国劇」に入団し本格的に俳優の道へ。1歳年下の芙佐子夫人とはその頃に結婚した。
「女房は女優・司葉子さんのいとこなんです。新国劇に入る前、司さんと舞台で共演したときに、彼女が司さんに荷物を届けに来たりしていた縁で知り合いました。それが運の尽きでしたね~(笑)。というのは冗談ですが、『新国劇』の私の師匠の辰巳柳太郎先生は、何度か結婚・離婚を繰り返していたので、『おまえはカカアが1人でいいのか』なんて不思議がられたことがありました」
50年以上連れ添った夫人と穏やかな生活を送っている若林さん。