「立っているだけで」

「立っているだけで20万円」とにかくモテた20代

「名古屋の御園座で舞台『魔術の女王 天勝物語』の公演中、花道を歩いていたら何が何だかわからなくなって、倒れてしまったんです。それで舞台の幕を下ろし、私は病院へ運ばれ緊急手術。お客さまにお金をお返しして帰っていただき、劇場、スタッフ、共演者、みんなに迷惑をかけてしまい、本当に心苦しくて、こんなつらい思いは初めてでした」

 3時間に及ぶ緊急手術を受けて、一命を取り留めた若林さん。健康だった若林さんの身体を突如、襲った慢性硬膜下血腫の原因は何だったのだろうか。

「はっきりとはわかりません。舞台の1か月ほど前に車に乗っていて追突事故に遭ったのでそれかもしれないし、本番1週間ほど前に散歩中、桜の木にぶつかったことがあったので、それかもわからない。舞台の稽古に入っていましたから、セリフを覚えながら歩いていたんでしょう。桜の木に激突したときは意識がぼうっとして家への帰り道がわからなくなり、しばらくその場に座って休んでいたほど。1時間ほどしたら思い出し、立ち上がって帰宅したんですよ」

 慢性硬膜下血腫は高齢男性に多い病だったが、幸いにも後遺症は残らなかった。

「術後2週間で退院し、幸い、その後のリハビリはたいして必要ではありませんでした。『軽く運動はしてください』と言われたので、ウォーキングをして徐々に慣らしていきました。1か月後に同公演の東京・明治座での公演が決まっていたので、そこで復帰。『無理はいけない』と言われていたのですが、みなさんに申し訳なくて、ちょっと無理をしてしまいました。でも、再発はありませんでしたよ」

 以前は肩幅が広く、かっこよくスーツを着こなす紳士だった若林さんだが、かなり痩せたように見えるのは病のためだろうか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
退職した尾車親方(元大関・琴風)
尾車親方、相撲協会“電撃退職”のウラで何が…「佐渡ヶ嶽理事長」誕生を目指して影響力残す狙いか
週刊ポスト
5月13日、公職選挙法違反の疑いで家宅捜索を受けた黒川邦彦代表(45)と根本良輔幹事長(29)
《つばさの党にガサ入れ》「捕まらないでしょ」黒川敦彦代表らが CIA音頭に続き5股不倫ヤジ…活動家の「逮捕への覚悟」
NEWSポストセブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
田中みな実、寝る前のスマホ断ちで「顔のエラの張り出しがなくなった」 睡眠の質が高まり歯ぎしりが軽減された可能性
田中みな実、寝る前のスマホ断ちで「顔のエラの張り出しがなくなった」 睡眠の質が高まり歯ぎしりが軽減された可能性
女性セブン
AKB48の元メンバー・篠田麻里子(ドラマ公式Xより)
【完全復帰へ一直線】不倫妻役の体当たり演技で話題の篠田麻里子 ベージュニットで登場した渋谷の夜
NEWSポストセブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン